鈴木おさむ氏、若者のテレビ離れへの危機感を覚えた瞬間を振り返る。サイバーエージェントの23歳女性Pに「一番これヤバいなと」

放送作家の鈴木おさむ氏は2月22日に、起業家の田端信太郎氏のラジオ番組InterFM『TabataBAR』にゲスト出演。その模様が3月30日、YouTube『田端大学 YouTube支店』で公開された。鈴木氏は視聴率と戦ってきた半生を振り返った。

鈴木おさむ氏は、2024年3月31日をもって放送作家業・脚本家業を辞めることを発表。手掛けた代表的な番組は『SMAP×SMAP』『笑っていいとも』『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』など。

【関連】田端信太郎氏が絶賛する投資手法とは「投資に関して二流三流である」「寝ている方がよっぽど儲かった」 ほか

田端氏から「視聴率との付き合い方みたいなのはありますか?」と問われた鈴木氏は、「面白いことと視聴率は一致しなかった」と答えた。視聴率は、ビデオリサーチ社が調べた何百世帯のサンプルでの統計的に導き出した数値であり、「それを元に僕らは戦っていかなきゃいけない」「なかなか大変ですよね、だけどそれが全てなので」と話した。現在は深夜ドラマなどで視聴率より配信数がなどが重視されることもあるが、90年~00年代は「視聴率が全て」と強調した。

また、鈴木氏は2000年〜2010年代前半にかけて50代以上の視聴率を獲得するための番組制作を行ったことが、若者のテレビ離れが進んだ結果になったと分析。田端氏がいつから若者のテレビ離れへの危機感を覚えたのかを質問すると、鈴木氏は、2011年に仕事で関わったサイバーエージェントには23、4歳の女性プロデューサーがいたが、テレビ業界では絶対にありえないことで、「若い人の感覚で色々なものを作っているのを見たときに、そのときに一番これヤバいなと思いましたね」と語った。

参考:YouTubeチャンネル『田端大学 YouTube支店』

【あわせて読みたい】