14年半ぶり新作『アイシールド21』で意外な展開!“真のアイシールド21”をまさかのモブキャラ扱い

14年半ぶり新作『アイシールド21』で意外な展開!“真のアイシールド21”をまさかのモブキャラ扱い

14年半ぶり新作『アイシールド21』で意外な展開!“真のアイシールド21”をまさかのモブキャラ扱い (C)PIXTA

人気アメフト漫画『アイシールド21』の読み切り作品となる『BRAIN×BRAVE』が、1月29日発売の『週刊少年ジャンプ』9号に掲載された。連載終了から約14年半ぶりの新作ということで、ファンたちのあいだで大きな話題を巻き起こしている。

セナとヒル魔が初の激突!

「アイシールド21」は2002年7月~2009年6月にかけて連載された作品。原作担当は『Dr.STONE』の稲垣理一郎、作画担当は『ワンパンマン』の村田雄介というコンビで、単行本は累計2,600万部を突破しており、TVアニメ化もされ、人気を博した。

今回発表された読み切り「BRAIN×BRAVE」の時系列は、本編が最終回を迎えた後、アメフトの大学日本一を決める「甲子園ボウル」の模様が描かれた。主人公の“アイシールド21”こと小早川瀬那(セナ)と、もう1人の主人公である蛭魔妖一(ヒル魔)、かつて「泥門デビルバッツ」の仲間だった2人が、アメリカのプロアメフトリーグ「NFL」への進出権を賭けて戦うというドラマチックな展開となっている。

セナとヒル魔だけでなく、栗田良寛をはじめとしたお馴染みのキャラクターたちが勢ぞろいしており、その活躍にファンたちは大盛り上がりしているようだ。

他方で、とあるキャラクターが“モブキャラ化”していることもある意味で注目を集めている。

インフレに取り残されたヒーロー

その人物の名前は大和猛。アメリカでエースランナーとして活躍し、「伝説の日本人」と呼ばれていたこともある実力者であり、本編では“本物のアイシールド21”としてセナの前に立ちはだかった。

「BRAIN×BRAVE」の大和はヒル魔率いる無敗の王者「最京大ウィザーズ」のメンバーとして登場するのだが、セリフはなく、セナの圧倒的な走力によって置き去りにされるシーンが描かれるのみ。ラスボスの位置には金剛阿含が置かれており、完全にお株を奪われた形だ。

そのためファンたちのあいだでは、《本物のアイシールドなのに大和がもう完全に見せ場なくてかませで悲しい》《大和さん雑にあっさり抜かれてるの悲しすぎる》《大和の扱いがもはやそこら辺のモブと同じくらい…》といった声が飛び交っている。

ちなみに「アイシールド21」のアニメ版では、関東大会の準決勝にあたる「王城ホワイトナイツ」戦までが消化されており、原作の終盤は描かれていない。すなわち大和の活躍シーンもまともに描かれておらず、作中屈指の不遇な扱いを受けている。

今回の読み切り発表を機に、続編もしくはリメイクとして、“本物のアニメ「アイシールド21」”を求める声も上がっている。昨今の「ジャンプ」作品はリメイクブームが来ているので、あながち非現実的な話でもなさそうだが…。大和の活躍をアニメで見られる日はやってくるのだろうか。

文=「まいじつエンタ」編集部

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