不正受給、情報漏えい…テレビ局に募る不信感「モラルの低さを感じる」

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芸能人や著名人の不祥事などを報じながら、自分たちも負けず劣らず、スキャンダルを起こし続けているテレビ局。3月に入ってから、テレビ朝日とフジテレビの不祥事が立て続けに発覚し、世間を呆れさせているようだ。

一足先に不祥事が発覚したのはテレビ朝日。3月1日に同局の『スーパーJチャンネル』特集担当デスクとして勤務していた奥山明宏氏が、〝IT導入補助金〟を不正受給していたとして逮捕された。

テレビ朝日はこれに「逮捕容疑は業務外での私的な行為とみられ、当社業務との関連は確認されておりません」「社員が逮捕されたことは大変遺憾であり、今後の捜査の進展を見守ったうえで、厳正に対処します」とコメント。現時点で奥山氏への処分は発表されていない。

そして翌日の3月2日には、フジテレビで情報漏えいが発覚。なんと昨年末にフジテレビが募った早期退職希望者の名簿が流出してしまったというのだ。誰が名簿を作ったか不明だが、関係者が情報を照らし合わせたところ、正確な情報だった模様。

不祥事のオンパレードに非難続出

立て続けに不祥事が発覚したこともあり、ネット上からは、

《テレビ局は不祥事起こしたら、もう電波利用権見直しかけて利用料をまともに変えよう。こんなに犯罪者抱えてるんだから仕方ないよ》
《テレビ局スタッフの不祥事はあまり取り上げないよね。公務員なら徹底的に報道するのに。腐ってますね》
《日本のテレビ局はもういい加減、他局の人の悪事をほじくり返す様な報道を止めてまずは自分のとこから徹底的に膿を出し切ることを考えるべき》
《逮捕者出るテレ朝、早期退職情報が漏れるフジ…コンプラ…》
《社長が電撃的にやめたのも、この件に関して社長以下幹部多数が連座しているからではないのか、という気がしてきた。闇が深いわ、テレビ朝日》
《希望退職者リストが退職前に漏れるなんていうガバガバな会社は辞めて正解でしょう》
《誰が辞めると言うより、こういうリストが出回る事にフジのモラルの低さを感じる。今の時代では考えられない。訴訟もあっておかしくないよ》

などといったように、テレビ局に不信感を抱いている人が続出している。余談ではあるが、テレビ朝日が不正受給騒動で逮捕者を出すのは2人目。その他にも、昨年から今年にかけて警察沙汰の不祥事を何度か起こしている。こういった厳しい意見が出るのも仕方のないことだろう。

不祥事を起こしてしまったテレビ朝日とフジテレビ。1日も早く視聴者からの信頼を取り戻すためにも、きちんと一連のスキャンダルを報じてほしいものだ。

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