『となりのヤングジャンプ』で連載中の村田雄介版『ワンパンマン』。3月10日に配信された第205話では、覚醒したガロウとサイタマがついに邂逅を果たす展開が描かれた。あまりに長かった「怪人協会編」のクライマックスに、ネット上ではさまざまな反響が巻き起こっている。
※『ワンパンマン』最新話の内容に触れています
サイタマがエビル海洋水を倒した影響によって、大きな津波が発生。怪我人を救出するヒーローたちのもとに、沖から軍艦が突っ込んでくる。あわや大惨事かと思われたが、ギリギリのところでサイタマは軍艦を急停止させるのだった。そして軍艦が盾になったことで、ヒーローたちは津波から何とか生き延びる。
その一方、金属バットとの共闘によって大怪蟲ムカデ仙人を撃破したばかりのガロウ。彼はエビル海洋水の行方を気にしながら海岸を歩いていたようだが、そこにサイタマが降り立つ──。
となジャン版ワンパンマン、最新話が更新されました!是非。[第205話] ワンパンマン – 原作/ONE/漫画/村田雄介 | となりのヤングジャンプ https://t.co/WP3J42OGvN
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) March 9, 2022
死闘を潜り抜けて大幅なパワーアップを果たしたガロウと、シリアスモードのサイタマがついに正面から対峙。ほかに戦えるヒーローも怪人も残っていないため、次回からは1対1の“ガチバトル”が繰り広げられる可能性が高いだろう。
次回の展開が待ちきれない読者の間では、《楽しみすぎてワクワクが止まらん》《ついにきたあああ! 二度目の対面!》《いよいよクライマックスですね》と期待の声が続出している。
時間をかけすぎた? 戦いの行方は…
次回が楽しみなのはいいことだが、「怪人協会編」が始まってからここまでが長すぎたと感じている読者も多い。なぜならガロウが作中で初登場したのは第56話で、この話が掲載されたのは2014年11月のこと。つまり「怪人協会編」が始まってからすでに7年半が経過しており、話数でいうと150話近くも費やしていることになる。
あまりにも時間がかかっていたため、ガロウとサイタマの邂逅についても《やっとサイタマターンか 長かったなぁw》《よーーーーーーーーーーーーやくガロウ編の終わりが見えてきたね》《やっとサイタマVSガロウか? 長かったなぁ》《思ってたのより5年は長かったから本当にやっとか…って思い》と感慨もひとしおのようだ。
ここまで長くなった原因の1つは、原作改編のオリジナル展開にあるだろう。最近でも、原作ではこの時点で登場していないS級1位ヒーローのブラストが登場したり、完全に怪人化したはずのガロウのマスクが割れ、改心フラグが立ったりと、なにかとアレンジが加えられていた。
また、過去に掲載されたエピソードを“加筆修正”することが多いのも一因だろうか。前後の辻褄を合わせるために、展開が若干変更されることもあり、作者が相当のコストをかけてきたことは間違いない。
遥かな道のりを経て、ようやく始まろうとしているサイタマとガロウの戦闘。ここからは一気に物語が進んでいくことを期待しよう。
文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ