『呪術』『ポケモン』との差がクッキリ!? 吉野家の『男塾』コラボが大炎上

『呪術』『ポケモン』との差がクッキリ!? 吉野家の『男塾』コラボが大炎上

『呪術』『ポケモン』との差がクッキリ!? 吉野家の『男塾』コラボが大炎上 (C)PIXTA

大手牛丼チェーン『吉野家』と、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた名作漫画『魁!! 男塾』とのコラボキャンペーンにて、運営側の不手際が発覚し、ネット上で大炎上する事態に発展した。過去にコラボした他のコンテンツとの“格差”が浮き彫りとなってしまい、ファンの怒りに拍車がかかっている。

常識ではありえない対応

話題を呼んでいるのは、昨年7月から開催された「魁!! 吉野家塾」というコラボ。来店1回ごとに「1米礼(マイル)」がたまり、牛丼の無料券やオリジナルグッズと交換できるというものだ。

そこで企画の目玉となっていたのが、220米礼で引き換えられる「お名前入りオリジナル丼」。当初、丼に任意の名前を入れられることになっていたが、実際にマイルを溜めた参加者が「ニックネーム」での記載を申請すると、吉野家側はこれを拒否したという。

理不尽な扱いを受けた参加者は、「吉野家」から受け取ったメールをSNSで公開。そこには「法務局にご相談されてはいかがでしょうか」「訴訟をされるとのことでしたら、弊社弁護士が真摯に対応させていただきます」といった高圧的な言葉が記されており、大炎上にいたった。

その後、「吉野家」は一連の騒動について謝罪。しかし批判は鳴りやまず、《牛丼のファンだったけど、二度と利用しない。家族にもそうしてもらう》《牛丼は吉野家がいちばん好きでしたが、今後はすき家か松屋に行きます》《こういう事あると足が遠のくな。残念すぎる》といったリプライが寄せられている。

なぜかコンテンツによって対応が違う?

さらには別の角度からも「吉野家」への非難が殺到。コラボするコンテンツの人気度によって、扱いを変えているのではないか…と邪推されてしまっているのだ。

今年1月には、世界中で大ヒット中の漫画『呪術廻戦』とのコラボ「吉野家 領域展開中」を実施。こちらは好評だったようで、3月8日~4月4日の期間で第2弾も開催されている。また、2021年に開催された『ポケットモンスター』とのコラボ「ポケ盛」も第3弾まで実施されており、いずれもとくに目立ったトラブルなどは起きていなかった。

そのため、「男塾」との扱いを比較して、《呪術ポケモンっていう人気コンテンツとのコラボは意気揚々と進めるくせに、男塾は放置ですか。俺は男塾が大好きだから、おそらく二度と吉野家に行かない》と揶揄する人も。

他方で、「吉野家」に無下に扱われたコンテンツとしては『キン肉マン』の件が有名。原作担当・嶋田隆司氏によると、過去に同作がアニメ化された際、「作中に出てくる牛丼を吉野家のものにしてくれないか」と打診があったという。当時再建に苦心していた「吉野家」が復活する手助けになったそうだが、その後ほとんど“恩返し”はなかった。それどころか、後に集英社が「吉野家」にコラボを持ちかけた際には断られたというのだ。

なお、「吉野家」公式アカウントは謝罪したものの、トップには「呪術廻戦」とのコラボツイートが固定された状態。なおさら「男塾」ファンの神経を逆なでしている。“コンテンツ軽視”の姿勢が変わらないかぎり、今後も同様の悲劇が起きるかもしれない…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Kostiantyn Postumitenko / PIXTA