『金田一少年の事件簿』最新作に悲鳴! 堂本剛版ファンには懐かしいけど…

道枝駿佑 

道枝駿佑 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

原作コミックス・アニメ・実写と、全てのメディアで大ヒットを記録している『金田一少年の事件簿』の最新ドラマが、4月24日から日本テレビ系でスタートした。だが、新規ファンは、殺人描写におけるグロシーンに耐性がなかったようだ。

その人気はもはや説明不要の同作だが、ドラマ化するのは2014年以来8年ぶり。今作は『なにわ男子』の道枝駿佑が主演を務めている。第1話に選ばれたエピソードは、1995年にデビュー前の『KinKi Kids』堂本剛が主演し、SPドラマとして放送された〝実写1作目〟の『放課後の魔術師』。実に、実写としては27年ぶりに映像化されることとなった。

同エピソードは、学園の七不思議になぞらえて生徒たちが次々と殺害されていくという内容。冒頭のイントロダクションでは、井戸水が死体の血で赤く染まる、断裁機で手首を切り落とすなど、白黒画面の中、赤い血が強調される演出で七不思議の数々が紹介されていく。

ドラマ本編でも、後ろから殴られて血を流すなど、現代のコンプライアンスではギリギリなバイオレンス映像も盛りだくさん。まだ規制が緩かった95年版さながらのグロシーンが連発されたのだった。

過去作に比べてマイルド化も「グロい」噴出

旧作からのファンにとっては、何とも懐かしさを感じるこれらの演出。だが、現代の視聴者には幾分刺激が強かったようで、ネット上には

《面白いけど、やはりちとグロい…》
《令和版金田一だと今の演出がギリギリかも》
《金田一なかなかグロい笑》
《こんなグロいんだと驚き》
《こんなに多くの人が死ぬドラマなんだったっけ。学園ミステリーなのにグロい》
《相変わらず金田一少年はグロいな…》

といった悲鳴も多く上がったのだった。

「どうやら、規制が厳しい現代のコンテンツで育った世代は、あの程度でも『グロい』と感じたようですね。しかし、初代の堂本剛版は、こんなの比にならないくらいバイオレンス。ナイフで滅多刺しされて口から血を吐く、頭にナタを振り下ろして血が吹き出す、死体がバラバラにされる、生首が転がる…今では放送できないようなシーンのオンパレードでした。このせいか、先日までやっていた再放送は夜中の2時台というド深夜でしたし、後のドラマ版はみな殺害シーンがマイルドな表現に変わっています。今回は規制の中で極力オリジナルに近付けようと努力したのでしょうけど、やはり現代の感覚だとこれでも刺激が強かったようです」(『金田一』シリーズファン)

2話以降、殺害シーンはマイルドになってしまうのか、このまま貫いてくれるのか…。

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