マツコ・デラックス　画／彩賀ゆう （C）まいじつ　

尖った企画で人気のバラエティー『月曜から夜ふかし』（日本テレビ系）。もともと深夜帯に放送されていたが、4月4日から22時へ放送時間を繰り上げ。初回放送から2カ月ほど経過した今、視聴者から不満が相次いでいる。

「月曜から夜ふかし」というタイトルも相まってか、放送時間昇格が発表されてから、視聴者は猛反発していた。しかし、初回が放送されると評価は一転。深夜帯と同じような攻めた企画を放送し、前評判を覆してみせた。

しかし、5月23日の放送では「月曜から夜ふかし10周年オールスターSP」と題した企画を放送。平たく言えば総集編で、司会のマツコ・デラックスと『関ジャニ∞』村上信五によるオープニングはなし。ナレーションの企画概要説明もそこそこに、人気企画が取り上げられていく。

悪くない内容なのだが、4月4日の初回放送時に「夜ふかし10年の歴史を振り返ってみた件」という企画を放送したばかり。ピックアップされたVTRや企画は異なっているが、放送時間が繰り上げられてからというもの、新規VTRや企画が激減。5月23日の放送回にいたっては、エンディングも過去にマツコと村上が豆まきをしたVTRが流れ、一つも新規の映像がなかったのだ。

実質2週休み…時間帯昇格は失敗なのか？

さらに、5月30日は特番『一攫千金！宝の山』の放送により休み。実質2週連続で放送を休んだ「月曜から夜ふかし」に対して、ネット上では、

《22時に移動すると他の特番で潰されることが多くなる。22時に移動したの完全に失敗》
《今日、月曜から夜ふかし無いの？　番組の時間繰り上げになって、こんな風になんかの特番で潰されるなら深夜に戻して欲しい》
《月曜から夜ふかし、今日もないのか。先週は総集編だったし…時間変わってから、休みと手抜きが多くないか？》
《今日夜ふかしなかったのか…。先週総集編みたいな内容だったのに、翌週休みとか大丈夫かしら？》
《そういや夜ふかし、先週は総集編っぽいやつで今日は番組自体お休み。来週はやるっぽいけどどうしたん？》

など、不満の声が相次いでいる。

深夜帯に放送されていたバラエティー番組が、枠移動をした瞬間に人気が急落するのは珍しくないこと。「月曜から夜ふかし」も例に漏れず、このまま劣化してしまうのだろうか…。オール新作だと思われる次週の放送に期待したい。