『ONE PIECE』悪魔の実に“新事実”発覚! インペルダウン編に隠された真実

『ONE PIECE』悪魔の実に“新事実”発覚! インペルダウン編に隠された真実

『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)

7月19日に発売された『週刊少年ジャンプ』33号で、『ONE PIECE』における新たな設定が判明。その中には、今後のストーリーに大きな影響を与えそうな重大情報も含まれていた。「悪魔の実」は、これまで想像されていたよりも“危険”なブツなのかもしれない…。

「悪魔の実」が帯びる危険性

現在、「ONE PIECE」本編は最終章に向けて休載中。そこで「ジャンプ」では、未公開設定を収録した小冊子「Road To Laugh Tale」が付録となっている。33号に掲載されたVol.4では、懸賞金ランキングやお蔵入りとなった没ネームなどが初公開された。

とくに話題となっているのが、「ワノ国編」でお披露目となったルフィの新形態「ギア5」の設定を書き連ねた構想ノート。それによると、動物(ゾオン)系の「悪魔の実」は超人(パラミシア)系と違って、とあるリスクがあると綴られていた。というのも「インペルダウン編」に登場した獄卒獣のように、「その動物に取り込まれてしまう場合」があるというのだ。

獄卒獣といえば、大監獄「インペルダウン」で獄卒として働いていた獣人たち。その見た目はつねに人獣型で、クロコダイルによれば「覚醒した動物系の能力者」とのことだったが、どうやら、その正体は覚醒の果てに動物に取り込まれてしまった元人間だったようだ。

カイドウとの戦いでは、ルフィの「悪魔の実」の正体が動物系「ヒトヒトの実」幻獣種・モデル“ニカ”であり、「ギア5」はその力を覚醒させたものであることが明らかに。このことから、「ルフィもニカから戻れなくなるかも?」と、ルフィへの影響を心配する声も上がっている。

「ニカ」の元ネタが確定!

そのほか、ルフィの「悪魔の実」に関してもさまざまな設定が公開された。たとえば「ギア5」になったルフィは戦闘シーンで笑うことが増えたが、それには裏付けとなる理由があったらしい。実は「ニカ」は「笑う程に強くなる」という性質を持っているという。

作中では、戦いの最中に笑みを浮かべる覚醒前のルフィを見て、カイドウが何かを察したような場面も。もしかすると、ルフィが「ニカ」の力を持っていることに気づいていたのかもしれない。

さらに、ファンの間では「ニカ」の元ネタがインド神話に登場する猿神・ハヌマーンであるという考察が広まっていたが、これは大当たりだった模様。カイドウを倒したルフィの新技、「ゴムゴムの猿神銃(バジュラングガン)」の構想メモには、はっきりと「ハヌマーン 猿神」の文字が書かれているので、「ニカ」がハヌマーンをモデルにしていることは間違いないようだ。

衝撃的な情報が盛りだくさんとなった「Road To Laugh Tale」に、ファンたちも大満足している模様。いよいよ34号から最終章がスタートするが、そこでも怒涛の伏線回収が始まりそうだ。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ