アニメ『名探偵コナン』オリキャラが全員クズ? 倫理観がバグった奇行を連発

アニメ『名探偵コナン』オリキャラが全員クズ? 倫理観がバグった奇行を連発

『名探偵コナン』101巻(青山剛昌/小学館)

奇想天外なオリジナルストーリーで、たびたび視聴者を戦慄させるアニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)。9月17日に放送された第1056話『あの人を取り戻したい』もアニオリの物語だったが、視聴者をドン引きさせるキャラが大量発生してしまった。

※アニメ『名探偵コナン』の内容に触れています

ある日、コナンと小五郎はニュースで交通事故の被害者・仏丸大二郎が消えたという事件を知る。目撃者の証言によると、加害者の犬飼始が彼を病院に連れていくと言い残し、行方をくらませたことが発端だという。

すると小五郎のもとに、大二郎の妻である笑子から連絡が入り、「主人を見つけ出し、無事連れ返してほしい」と依頼されることに。コナンたちは仏丸家で話を聞くのだが、そこで謎の男から電話があり、仏丸の遺体を“1,000万円”で買い取るように要求されるのだった…。

今回登場したアニメオリジナルのゲストキャラたちは、いずれもクセの強い人物ばかり。とくに目立っていたのは、加害者である犬飼だ。車で轢いてしまった相手を勝手に動かし、さらに病院へ行かずに埋めるという非道すぎる行動を取っている。

迷走するアニオリ『名探偵コナン』

さらに被害者の大二郎は、脱税によって多額のお金を蓄えていた模様。そして別の人物は、そんな彼の遺体を奪い、身代金を要求するという蛮行に出ていた。登場人物のほぼ全員が、金目当てに倫理のかけらもない行動をとっていたのだ。

被害者から犯人まで金にとりつかれたエピソードに、ネット上では《クズしかいない》《アニオリ特有の“ゲストキャラ全員クズ”回やった》《金の亡者しか出ない回ですね》といったツッコミの声が続出している。

もともとアニオリの「名探偵コナン」は“ヤバイエピソード”のオンパレードとしてお馴染みだが、近年はよりその傾向がエスカレートしている印象。その影響か、一部の視聴者からは《最近のコナンまじでくそつまらん…》といった辛らつな声も寄せられていた。

ちなみに今回のエピソードは、幅広い作風でお馴染みの脚本家・扇澤延男氏が脚本を担当。アニメ第175話から長年にわたって同作に携わっている人物だが、初心に帰って「コナン」ワールドを描いてほしいところだ。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ