日曜劇場『アトムの童』は大失敗? 中途半端なストーリー展開にガッカリ…

山﨑賢人 

山﨑賢人 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

10月30日、日曜劇場『アトムの童』(TBS系)第3話が放送されたが、視聴者から落胆の声が相次いでいる。

主人公の安積那由他(山﨑賢人)は、大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称「インディー」と呼ばれる若き天才ゲーム開発者。

「ジョン・ドゥ」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称されていた。

廃業の危機を迎えていた老舗玩具メーカー「アトム玩具」の一人娘・富永海(岸井ゆきの)は経営再建のために、ゲーム産業への参戦を決意。ひょんなことで知り合った安積とともに、巨大資本の企業を相手に挑戦の旅に出る。

「同作の世帯平均視聴率は初回8.9%、第2話10.6%、第3話9.1%(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)と歪に推移しています。〝ゲーム開発〟というドラマであまり見ない題材を選んだことにより、多くの視聴者が様子見をした結果、このような数字になっているのでしょう。そしてついに様子見をしていた視聴者たちが、このドラマを〝切る〟決意をしたようです」(芸能記者)

「もっとゲーム開発に焦点当てて欲しかった」

『アトムの童』はかなり中途半端な作品になっているという。

「第1話では、実在のゲームが出たりしてオタクっぽい雰囲気があり、万人受けするいつもの日曜劇場とは一線を画していました。しかし、第2話以降はオタク要素が減り、ただの中小企業ドラマになり下がっています。第3話ではゲーム開発の様子をすっ飛ばして1年が経過。ゲーム開発や業界の裏側を見せるような内容ではなく、ただ融資のために奔走するといういつもの日曜劇場パターンです。これでオタク視聴者はガッカリして離脱。また、ゲーム開発というニッチなテーマのため、いつもの日曜劇場の視聴者もすでに離脱。二兎を追う者は一兎をも得ずになっています」(同・記者)

ネット上でも、この中途半端なストーリーに

《ゲームクリエイタードラマは年寄りは無理。早くも離脱。視聴率も1桁納得。題材が一般的でない》
《脚本家ってゲーム業界をなんだと思ってるのかしら》
《資金繰りや企業との争いばかりで、ゲーム作りの内容を掘り下げるドラマではないのね》
《もっとゲーム開発に焦点当てて欲しかった。金策は大事だけど、結局どんなドラマでもできるネタではあるから》
《ゲーム制作に関しての情報が少ないなぁ、もっとそっち面強くてもよかったよ》
《早速いつもの日曜劇場なんだよなあ、銀行とか融資とか裏切りとか》

といった声があがっている。

中途半端な道を突き進んでいるが、これから盛り上がっていくのだろうか…。

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