ソン・フンミン　（C）MDI / Shutterstock

サッカーワールドカップ・カタール大会で、韓国代表が劇的勝利で決勝トーナメントへとコマを進めた。

日本でもその雄姿が生中継されていたが、その実況の様子に韓国国民の間で感動の嵐が吹き荒れることに。韓国を応援する日本の実況が話題になっているようだ。

日本時間で12月3日午前0時、韓国代表は絶対に勝たなければならない状況で、格上のチーム・ポルトガル代表と対戦。

試合はポルトガルが先制をしながらも韓国が追いつき、それからは膠着。後半のアディショナルタイムに突入した。

すると韓国はカウンター攻撃で、エースのソン・フンミンが1人抜け出す。ポルトガル選手は複数人でソンを囲んだが、ここでソンが絶妙なスルーパス。

ボールはポルトガルのディフェンスの間を抜けていき、そこを飛び出したファン・ヒチャンがゴール。決勝点を決め、劇的な勝利を収めるのだった。

「まるで日本が勝ったかのような中継」

この試合を日本では、ABEMAで生中継。一連の流れを「うおっと！ チャンスだ！」「ゴーーーーール!!! 決まりました！」「これはすごい！」「一気に、戦況を、ひっくり返しました！」と、解説者が雄たけびを上げながら実況していた。

すると韓国のネット掲示板でこの動画が出回り、日本の実況が韓国の勝利を祝福してくれていると話題に。

《まさに強者の余裕だ。韓国も客観的に判断して評価し、日本を応援してくれればいいのに》
《日本があんなゴールを入れて16強に行ったら、韓国の解説陣は嘲笑混じりで惜しんでいただろう》
《まるで日本が勝ったかのような中継》
《日本の勝利に発狂している、どこかの放送局とは違うね》
《日本の中継陣はもともと偏向的ではない。日韓戦をする時も、日本が入れても韓国が入れても今回のように興奮のトーンは同じ》

といった声があがっている。

また、YouTubeでは渋谷のスポーツバーで、韓国代表が逆転勝利をした途端、喜ぶ日本人たちの動画が拡散。韓国国民が喜んでいる。

決勝トーナメント初戦は、どちらも格上のチームと戦う。日韓戦になれば大盛り上がり間違いないが果たして…。