“死神の街”米花町民が犯罪慣れしすぎ…アニメ『名探偵コナン』にツッコミ殺到

“死神の街”米花町民が犯罪慣れしすぎ…アニメ『名探偵コナン』にツッコミ殺到

『名探偵コナン』102巻(青山剛昌/小学館)

『名探偵コナン』の舞台である「米花町」は、日々多くの犯罪が起こっている世界屈指の犯罪都市。その住民たちは、今や“犯罪慣れ”してしまっているようだ。12月3日放送のアニメ第1066話『死が二人を分かつまで』では、驚くべき光景が描かれていた。

※アニメ『名探偵コナン』の内容に触れています

小五郎は行きつけの飲み屋で知り合った横山光輝から、息子・横山進歩の結婚式に招待されることに。その結婚式で、事件が巻き起こってしまう。

結婚式が始まり、花嫁は大勢の人が見守る中でバージンロードを歩くのだが、突如苦しみだし、血反吐を吐きながら横転。会場がざわつき始め、小五郎が確認すると、彼女が命を落としたことが判明する…。

結婚式で花嫁が死亡するという恐ろしい事態。もちろん式場は大慌てになる…かと思いきや、なぜか若干の悲鳴が上がる程度のリアクションで、泣いているのは新郎・進歩だけだった。

さらに会場にいたウェディングプランナー・永島ひろ子は、「なんでこのタイミングで死んじゃうの」とまるで他人事。また牧師の川須アレックス晴敏も「早すぎる、この若さで」とたいして驚いていないようなリアクションを取っていた。

迂闊に出歩けない「米花町」

被害者と関係のない人々はまだ分かるが、その友人たちが異様に冷静だったところ驚きだろう。新郎の親友・山田岳人は「ちょうどいい、だったら俺も…」と呟き、新婦の友人・水口菜穂も「当然の報いね。むしろ遅すぎたくらいよ」と悪魔のような囁きを口走っていた。

おそらく彼らも「米花町」の住人だろうが、異様に犯罪に慣れた姿に視聴者も騒然。《結婚式の最中に花嫁さんが亡くなったのに、みんな冷静すぎない?》《死んだ人が恨まれてた人だとしても、もっと動揺するでしょ?》《新婦が突然死んだのに、みんな冷静すぎないか? さすが米花町》《米花町でしか聞けんぞ、こんなセリフ》《花嫁死んだのに神父とプランナーが冷静過ぎて初手から笑った》といったツッコミが殺到している。

作中ではコナンが訪れる場所でさまざまな事件が起こるため、死を呼び寄せる“死神”といった愛称も存在していた。しかしこうして見てみると、むしろ恐ろしいのは殺人事件を日常と捉える「米花町」の住民の方だと分かる。そもそも無数の事件を起こしているのは、そんな町に住む住民たちだ…。

“死神の街”に平穏が訪れる日は、この先来るのだろうか。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ