アニメ『ONE PIECE』神作画連発!“東映最強アニメーター”が大暴れ

アニメ『ONE PIECE』神作画連発!“東映最強アニメーター”が大暴れ

『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)

ワノ国編に突入してからというもの、劇場アニメのような神作画を連発しているアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)。1月29日放送の第1049話『ルフィ飛翔! 百獣へのリベンジ』では、“最強アニメーター”の仕事が大反響を巻き起こしている。

※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています

ルフィが戻ってくるまでの時間を稼ぐため、ドクロドーム屋上でカイドウとの一騎打ちを行っていたヤマト。力と力のぶつかり合いの果てに、ついに龍の姿に変身したモモの助と、その背中に乗ったルフィが到着する。

そしてヤマトはカイドウに向けてすさまじいスピードで駆け出すと、『神速 白蛇駆(しんそく はくじゃく)』を使用。そしてルフィもまたギア4を解放し、大技の『ゴムゴムのJET大蛇砲(ジェットカルヴァリン)』を放つのだった──。

白蛇の姿になりながら大地を駆けるヤマトの姿は疾走感に満ちており、宙を舞うルフィの腕もダイナミックな作画によって描き出されている。インパクトの瞬間には天変地異が巻き起こったかのように大地が崩壊しており、文句のつけようもないド迫力の数十秒間だ。

劇場アニメでも見られないほどの圧倒的クオリティに、視聴者からは《なんじゃこりゃぁあ!? 作画ヤバすぎでしょ》《ゴムゴムのJET大蛇砲&神速白蛇駆の作画がえぐすぎる…》《このシーンは全世界のアニオタが見るべき》《最後の作画のレベルが半端なかった。気合い入れすぎてて見入っちゃった》と大絶賛の声が巻き起こっている。

『東映』が誇る最強アニメーター・太田晃博

視聴者から大喝采を浴びた、ルフィとヤマトのアクションシーン。「ONE PIECE」公式ツイッターでは、このパートの作画を太田晃博氏が手掛けたことが明かされていた。

太田氏は近年の「ONE PIECE」作品にたびたび参加しており、大迫力のアクションシーンで話題を呼んでいるアニメーター。ほかにもアニメ『ワールドトリガー』シリーズや『スマイルプリキュア』にも参加し、持ち前の作画力をいかんなく発揮している。

その腕前は業界内でも認められており、アニメ演出家として有名な大塚隆史氏は、かつてツイッター上で「東映の誇る最強アニメーターのひとり」とも評していた。

さらに今回のエピソードに参加した和田尚之氏、石塚勝海氏といった制作陣も、太田氏の画力に圧倒されたようだ。

和田氏は「太田晃博さんの超凄い作画をどう映像に表現しようかと試行錯誤しました」、石塚氏は「僕のコンテパートの原画は太田君に担当してもらいました 上手すぎてビビる」と太鼓判を押している。

前回放送の第1048話でも“シリーズ史上最高の作画”が飛び出したばかりだが、どこまでクオリティが上がっていくのだろうか…。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ