一歩の現役復帰に希望!?『はじめの一歩』1409話でウォーリーが千堂にバトンを託す

一歩の現役復帰に希望!?『はじめの一歩』1409話でウォーリーが千堂にバトンを託す

『はじめの一歩』135巻(森川ジョージ/講談社)

2月1日発売の『週刊少年マガジン』9号に、長寿ボクシング漫画『はじめの一歩』の第1409話『My Last Sun』が掲載された。ウォーリーが千堂に対して“打倒リカルド”のバトンを託すような展開となり、衝撃を呼んでいる。

※『はじめの一歩』最新話の内容に触れています

いよいよ決着が近づいてきたリカルドとウォーリーの世界タイトルマッチ。ウォーリーはリカルドのパンチを何度も食らってしまい、ギリギリの状態にあるのだが、それでもくじけることなく手を出していく。

リング中央でリカルドと真っ向から殴り合うウォーリーの勇姿に、観客たちは大興奮。リカルドも、彼を自身と同じレベルに立つ“到達者”だと認めるのだった。

そんな中、一歩はウォーリーから預かったという伝言として、千堂に「あとはヨロシク」という言葉を伝える。その言葉に呼応するかのように、ウォーリーは千堂から学んだ「スマッシュ」を放ち、ふたたび絶対王者に肉薄する──。

試合が始まった当初こそ優勢だったウォーリーだが、リカルドの牙城はあまりにも強固。ここにきて全ての武器を出し切ったが、それでもまだ実力が及んでいない。

すでに読者の間では、ウォーリーの敗北が確定のような扱いとなっており、《ウォーリー善戦したけどこれもう絶対勝てないな…》といった声が上がっている。

ついに一歩が現役復帰に向かうのか

その一方で、ウォーリーが見せる意味深な態度について、《負け承知で少しでも、攻略の手がかりをみせるつもりだな》《ウォーリーは、スマッシュを連発して、千堂のアシストをしているのかな?》《ウォーリーは勝つ為の戦いから次の千堂へ繋げる戦い方に変わってきてる》と見る読者も少なくない。

たしかにウォーリーはただで負けるつもりはないようで、千堂に伝言を残し、目の前で「スマッシュ」を連発している。“絶対王者”の攻略に向けて、ヒントを残すつもりなのかもしれない。

元々リカルドは千堂と対戦する予定だったので、おそらくこのマッチアップは規定路線。だとすると、やはり気になるのは“バトン”の行方だろう。

リカルドと千堂の試合が行われた後に、一歩がいずれかと戦うことになる可能性は高いのではないだろうか。

普通に考えれば、千堂が敗れ、一歩がリカルドに挑む…という展開になりそうだが、逆に世界の頂点に立った千堂に一歩が挑む展開も考えられる。

もし次にウォーリーが一歩からラーニングした「デンプシー・ロール」を放つとすれば、この伏線がますます濃厚になるだろう。

最後まで目を離せない試合展開となりそうだ。

文=Tら
写真=まいじつエンタ