元国民的アイドルグループ『AKB48』が2月27日、レーベル移籍を電撃発表した。
約14年半にわたって所属していたキングレコードを去り、ユニバーサルミュージック/EMI Recordsへ移籍するのだが、果たしてこの決断は正しかったのだろうか。
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AKB48は26日と27日の2日連続で、公式YouTubeチャンネルに動画をアップ。26日公開の映像には《時代は変わったなー。AKB48懐かしい》《AKB48はどこに向かっている?》《今のAKB48顔と名前が一致しない》などの世間の声や、オレンジ色の服を着た人物が颯爽と自転車で駆け抜けていく様子が映し出される。
その場所は、ユニバーサルミュージックの本社がある原宿だったため、レーベル移籍がウワサされていた。
そして、翌27日に公開された動画では、61枚目シングルの発売と16名の選抜メンバーを発表。冒頭にユニバーサルミュージックグループ会長兼CEOからのメッセージが添えられており、正式にレーベル移籍が明らかになった。
『AKB48』がレーベルを移籍した狙いは?
「姉妹グループである『HKT48』『NMB48』『NGT48』は以前からユニバーサル傘下にいたため、今回の移籍は、AKB48が姉妹グループに合流する形です。グループの全盛期を共にしたキングレコードを離れることで、人気の復活を狙っているのでしょう」(アイドルライター)
ユニバーサルミュージックの潤沢な資金が影響しているからか、発表翌日の朝番組ではレーベル移籍のニュースが大々的にピックアップされていた。
販促活動一つを取っても、かつてのレーベルと差を見せつけており、ファンからは《こうやって販売促進してくれるのが、レコード会社変わるメリットか》《早速ユニバが仕事してる!》《移籍して正解だわ》などと好意的な意見が寄せられている。
しかし、なぜここにきてレーベルを移籍したのだろうか。
「世界的に知名度と人気のある、『BTS』や『TOMORROW X TOGETHER』『LE SSERAFIM』『IZ*ONE』といったグループの日本におけるレーベルは、ユニバーサルミュージックの傘下レーベルです。AKB48の61枚目シングルでセンターを務めるのは、元『IZ*ONE』の本田仁美だと発表されています。
レーベルを移籍したことによって、韓国発のグローバルグループのメソッドや楽曲を模倣していくのでしょう。本田が以前センターを務めた楽曲『元カレです』も激しいダンスが特徴で、昨今のグローバルアイドルグループの潮流に合わせていました。パフォーマンスや楽曲のクオリティーに注目が集まれば、グローバル市場も狙える可能性もあります」(同・ライター)
かつてAKB48の公式ライバルだった『乃木坂46』は、今やAKB以上の人気に。さらに、今後は乃木坂46の公式ライバルグループが生まれようとしている。
日本アイドル界の勢力図は、どのように変わっていくのだろうか。