お笑い賞レース『THE SECOND』に致命的な欠陥!『M-1』の受け皿は無理?

三四郎 小宮浩信 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

5月にフジテレビ系で決勝が生放送されるお笑い賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』のルールに、当事者から欠陥が指摘されている。

3月29日、構成作家・佐久間宣行氏のYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』に、『三四郎』小宮浩信が出演。出演者がさまざまな愚痴や不満を述べる企画が行われ、小宮は自身も出場している『THE SECOND』について語った。

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『THE SECOND』は結成16年以上の漫才師を対象としたルールで、現在は予選が終了した段階。小宮は133組から32組に出場者が絞られたと説明し、「そこからのトーナメント方式ってどうなの?って話なんですよね」との疑問を呈した。

大会ルールがめちゃくちゃすぎる

さらに「結局は1組しか上がれないから」と大会ルールへの疑問も述べると、予選で2本、決勝の生放送で3本というネタ本数の多さにも苦言を呈す。

「めちゃくちゃ良いネタを1番最初に持ってくるじゃないですか、やっぱり」「だからどんどんどんどん面白くなくなって…」と、欠陥を指摘したのだった。

「同大会は要するに、『M-1』に引っかからないままブレークを逃した中堅・ベテランへの救済策。しかし、その主催は吉本興業&フジテレビと審査の公平性には疑問が残ります。芸能事務所が主催する大会に、その事務所のタレントも出るなんて、客観性には欠けますからね」(芸能記者)

これにはフジ×吉本という組み合わせの〝前科〟も影響しており…。

「吉本とフジといえば、『M-1』休止中だった2011年~2014年まで、『THE MANZAI』を復活させ、漫才コンテストとして開催していました。しかし、こちらは第2回の『ハマカーン』以外、優勝コンビは全員吉本。第1回大会に関しては、明らかに『ナイツ』の方がウケていたのに、当時の吉本がプッシュしていた『パンクブーブー』が優勝し、ネットが大荒れした過去があります」(同・記者)

王者決定後、『ウエストランド』に「大会の価値!」と改めて指摘してもらいたいところだ。

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