配信界隈の王・加藤純一が海外イベント“出禁”に!? 過去の差別発言が原因か

配信界隈の王・加藤純一が海外イベント“出禁”に!? 過去の差別発言が原因か

配信界隈の王・加藤純一が海外イベント“出禁”に!? 過去の差別発言が原因か (C)PIXTA

ゲーム配信界隈のトップランナー・加藤純一が、4月20日~21日開催のチャリティーイベント『Apex Rising Charity Pro-Am Invitational』への出演が取り消しになったと話題を呼んでいる。過去の差別発言が問題視された結果とも言われているが、ゲーム配信者もキャンセルカルチャーからは逃れられないのだろうか。

豪華メンバーでの出場がなかったことに

同イベントは、『Apex Legends』のプロゲーマーたちが世界中のプレイヤーとチームを結成し、大会に参加するというもの。

事前の告知で、加藤は『PULVEREX』のFtyan選手、人気ストリーマーのEuriece(ユリース)という豪華チームで参戦することが発表されていた。

ところがイベント数日前、突如として公式の告知ツイートが削除されることに。さらには加藤がオーナーを務める『ムラッシュゲーミング』の公式ツイッターも《諸事情により参加中止になったという情報が入っています》と報告した。

実際にイベント当日には加藤の姿がなく、Ftyan選手と代打の2名が参加したメンバーでの出場となっている。

なお、出演取り消しの理由については、一部のネットユーザーが運営に“差別発言”についての問い合わせた結果とも言われているようだ。

過去にも起きていた出演キャンセル騒動

近年のゲーム配信者はクリーンなイメージが定着しつつあるが、加藤は『ニコニコ動画』出身の最古参であり、過激な発言によって人気を博してきた。

時に人種差別、女性差別と受け取られる発言を放っており、「障がい者合コン」という思い付きを語ったことが大バッシングを受けたこともある。

2021年にはそうした発言が取り沙汰され、ファッションイベント『KANSAI COLLECTION 2021A/W』への出演が取り消される結果となった。また、『遊戯王OCG』公式チャンネルに投稿されていた加藤の出演動画が非公開になるという騒ぎも。

今回出演予定だった「Apex Rising Charity Pro-Am Invitational」は、世界的な大企業がパートナーを務めるチャリティー団体『(RED)』への募金活動を目的とするもの。運営側としては、差別発言を容認できなかったのだろう。

とはいえ、加藤は度重なる炎上の一方、幕張メッセで開催した『配信者ハイパーゲーム大会』の大成功や、『ストリーマーアワード大賞』の受賞など、表舞台での活躍も目立っている。

今後も過激発言によってアングラな人気を維持するのか、それとも世間の目を意識してクリーンな方向に路線変更するのか。“配信界隈の王”は、どちらの道を選ぶのだろうか。

文=大上賢一

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