TBSドラマの大改革! フジテレビにボロ負けで局内に動きか…

(C)TK Kurikawa / Shutterstock

昨今、フジテレビに企画力でボロ負けしているTBSドラマ班。〝ドラマのTBS〟とも言われた黄金時代に戻るため、あるプロジェクトをスタートさせた。

今月、「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」という脚本家の発掘・育成を目的にしたプロジェクトの発足が発表された。過去6回に渡って行ってきた「TBS連ドラ・シナリオ大賞」が形を変えたもので、次世代を担う脚本家を育てていくという。

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「TBSでは2009年から2017年にかけて、『TBS 連ドラ・シナリオ大賞』という名前で新人脚本家を発掘するコンクールを行っていました。しかし、大した脚本家を発掘できず、あっさりと打ち切りになったようです」(週刊誌記者)

その一方で、フジテレビは1987年から現在に至るまで、「フジテレビヤングシナリオ大賞」というコンクールを毎年実施。初期には坂元裕二や野島伸司、尾崎将也など、今ではすっかり大御所になった脚本家を輩出。

その後も黒岩勉、野木亜紀子、最近では『silent』(フジテレビ系)の生方美久を見いだした。

「フジテレビドラマがここのところ絶好調なのは、このプロジェクトが上手くいっているからというのが大きい。脚本家コンクールは、新人脚本家を見いだすだけでなく、局内のプロデューサーを育てる意味でも重要な役割を果たしますからね。

コンクールの過程で、脚本を見定める能力がつくし、新人脚本家と新人プロデューサーが切磋琢磨することによって、新しいドラマが生まれていくのです。実際、フジテレビヤングシナリオ大賞では、局の新人プロデューサーが受賞作のドラマを制作するという流れがある」(同・記者)

脚本家よりもプロデューサーの問題?

そもそもTBSドラマがボロボロなのは、脚本家よりプロデューサーの質の低さが大きく影響していそうだ。

「最近、特に酷いTBS火曜ドラマなんかは、どう考えてもプロデューサーが原因。ほかではそこそこいいシナリオを書いている脚本家が、この枠ではダメダメな作品を量産していますからね。

所詮脚本家は、プロデューサーの言いなりになるしかないので、めちゃくちゃつまらない企画を渡されてもなかなか反論できません。また、プロデューサーが脚本を好き勝手にいじることもたくさんある。

現に、2022年放送の『ユニコーンに乗って』(TBS系)のプロデューサーなんかは、海外ドラマのパクリであることを平気で認める発言をインタビューでしていました」(同)

『ユニコーンに乗って』に限らず、海外ドラマのパクリがやたらと多いTBSドラマ。現在放送の『ペンディングトレイン』も、アメリカのドラマ『LOST』や『ウォーキング・デッド』と丸被りしていると言われている。

脚本家を発掘する前に、まずは自社のプロデューサーを教育し直してほしい。

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