実写映画『リトル・マーメイド』低評価レビューが削除祭り!“多様性”とは一体…

(C)Khosro/ Shutterstock 

ディズニーによる実写版『リトル・マーメイド』が6月9日に公開され、映画関連サイトに酷評が飛び交う炎上に発展。

一部の映画レビューサイトでは、レビューが勝手に削除されたという報告が相次いでいる。

同作は、1989年公開のアニメ映画を実写化。アメリカでは、公開4日間の全米興行収入が1億1750万ドル(約164億円)を記録する大ヒットになっている。

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一方で、実写版・アリエルを演じるハリー・ベイリーに「イメージが違う」と違和感を抱くファンが続出。SNSでは「#NotMyArie」(私のアリエルじゃない)というハッシュタグまで誕生し、世界中で物議を醸した。

また、アリエルだけでなく、アニメ版では黄色に水色のしま模様が入ったかわいい魚・フランダーが、実写版ではめちゃくちゃリアルな魚になっており、こちらにも賛否両論が飛び交っている。

不満や批判を書いたレビューは消される!?

日本では9日に公開後、興行通信社が発表した週末興行収入ランキングで初登場1位に。国内でも大注目を集めているが…。

「某映画レビューサイトの利用者から、『リトル・マーメイド』への不満や批判を書いた低評価レビューが削除されたという声があがりました。それも1件や2件ではなく、削除祭りだというのです」(ネットニュース編集者)

もちろん、レビューに差別的な表現などがあり、サイト運営者が削除に値すると判断した可能性もあるだろう。

映画には別の角度からの批判も寄せられているようだ。

「『リトル・マーメイド』は光の点滅が続くシーンがあるにもかかわらず、注意喚起が遅くなったことが問題視されています。告知が上演直前だったので、知らずに劇場に足を運んだ人からは苦言も漏れています」(映画ライター)

差別的な表現は、もちろん到底許されるべき行為ではない。しかし、鑑賞者の言論を封殺することは許されることなのだろうか。

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