『ペントレ』ネット民をバカにしすぎ? 第9話に“冷めた”の声が続出したワケとは

山田裕貴 

山田裕貴 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

6月16日、山田裕貴の主演ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)の第9話が放送された。日本のネット民にまつわる描写が物議を醸している。

2023年のある日、カリスマ美容師の萱島直哉(山田)や体育教師・畑野紗枝(上白石萌歌)、消防士・白浜優斗(赤楚衛二)ら68名が乗り合わせた電車が、未来の荒廃した世界にワープ。乗客たちによる、生き抜くためのサバイバル生活が幕を開ける…。

【関連】『ペントレ』山田裕貴の“死亡エンド”濃厚に? 予想される最終回の展開は… ほか

第9話で、なんとか過去へ戻ることに成功した乗客たち。しかし、たどり着いたのはもといた2023年ではなく、地球環境が激変する半年ほど前の2026年5月の東京。未来で見てきたこと、まもなく地球に起こる出来事について必死に訴えるが、警察や政府は彼らの証言を本気にしない。

やがて乗客たちは、周囲からの好奇の目に晒されてネットで拡散。ネット上の誹謗中傷や迷惑ユーチューバーの餌食になるのだった…。

「第9話で特に物議を醸したのは、白浜が火事の現場でウザい若者に絡まれた場面。『危ないから下がってください!』と警告する白浜に、若者が悪ノリして肩を組みにいったところ、白浜はその若者を突き飛ばしました。

するとこの動画が拡散されて、白浜は〝暴力消防士〟の汚名を着せられたのです」(週刊誌記者)

お決まりのパターンに興ざめ…

このシーンをめぐって、〝さすがにそこまでネット民はバカじゃない〟との指摘が多数。今の時代、こんな動画が拡散されて炎上するのは、迷惑若者の方だとツッコミを受けている。

「『ペンディングトレイン』は設定が超SF。ぶっ飛んだ設定を視聴者に受け入れてもらうためには、ほかの描写を徹底的にリアルっぽくする必要があります。

しかし、モブキャラのリアクションにも現実味がなく、悪い意味でテンプレすぎる反応なので、〝ドラマ感〟が際立ってしまうことに…。

証言を聞いてくれない警察や政府、嘲笑う一般人たち…なんていう何十年も使い古されたシーンを、よくも令和の時代にやったものです」(同・記者)

《脚本ネット民バカにしすぎじゃね?》《一般人(ネット民)舐めすぎでちょっと冷めた》など、つまらないシーンによって、せっかくドラマに入り込んでいたのに現実に引き戻されている視聴者が多くいる様子。こういう手抜きシーンを、できるだけ少なくしてほしいものだ。

【あわせて読みたい】