『離婚しようよ』ネット配信の意味ナシ! 松坂桃李×クドカンで“普通に面白い”だけ?

松坂桃李 

松坂桃李  (C)まいじつ 

6月22日からNetflixで全世界に向けて配信されているドラマ『離婚しようよ』に、〝いろいろな面〟で落胆する人が多いようだ。

気持ちは冷めきっているものの、2人が結婚していることで得をする権力者が大勢いるため、すぐには別れられない政治家と女優の夫婦が主人公。

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主演は松坂桃李で、その妻役が仲里依紗。ほか、錦戸亮、板谷由夏、神尾楓珠、尾美としのり、山本耕史、高島礼子、竹下景子、古田新太などが出演している。

「脚本は、なんと宮藤官九郎と大石静の共作。おそらく、地上波で放送すれば、そのクールのナンバーワン注目作品と呼ばれるほどに豪華です。

1話がだいたい60分超えの全9話なので、1話45分程度の地上波ドラマに換算すると、12話相当になります。TBS制作なので、TBSで普通に地上波放送してほしかったですね」(週刊誌記者)

ドラマの出来は申し分なく、視聴者評価もなかなか高い。しかし、Netflixで配信されているドラマと考えると、物足りないとの指摘もある。

ただの優良地上波ドラマだった…

「良くも悪くも、普通の出来の良い地上波ドラマなんですよね。Netflixで配信されているドラマと言えば、『全裸監督』や『サンクチュアリ -聖域-』のように、地上波ではできないような内容をふんだんな予算で制作することがウリです。

ところが、『離婚しようよ』はどうでしょう。地上波ドラマとの差別化がまったくできていません。Netflixで配信するからには、『サンクチュアリ』のように海外向けのテイストにしたらいいのに、手垢のついたザ・日本ドラマの構成で残念すぎ。海外では見向きもされないでしょう」(同・記者)

このドラマは、日本ドラマのオワコンぶりを露呈させたとも…。

「地上波ドラマのオールスター陣が、ネット限定作品を好き勝手作ったらどうなるのか…。その結果がこれだとしたら、本当にガッカリですね。地上波がつまらないのはコンプラだなんだのと言い訳していますが、結局、好き放題できるNetflixでもまったく同じレベルじゃないですか。世界に羽ばたく韓国ドラマと日本ドラマの差を痛感しました」(同)

世界の舞台で日本人向けドラマを制作する意味がわからない。

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