『TRICK』を彷彿!『ハヤブサ消防団』のガチホラー描写がまさかの好感触

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

現在放送中の中村倫也主演ドラマ『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)のホラー要素が大好評。地上波連ドラで「ホラーもありかも!」と関係者たちが今後の可能性を探っているという。

同作は、池井戸潤氏の同名小説を実写化した作品。山あいの小さな集落で起きた不可解な連続放火、そして殺人を、スランプ気味の作家・三馬太郎が探っていく戦慄のミステリードラマだ。

「〝戦慄のミステリー〟と宣伝されているだけあって、ところどころにホラー描写が取り入れられています。特に、8月3日放送の第3話は、初っ端からおどろおどろしい老婆、山奥での自殺、人形を持った子どものシーンで始まるなど、ホラー映画そのもの。

続く展開もホラー色が強く、ミステリーホラードラマと言ってもいいほどの内容でした」(週刊誌記者)

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すると、この展開が視聴者に大好評。プライム帯の連ドラでここまでホラーに踏み切った作品はないため、《怖すぎて冷房切っても寒い》《TRICKっぽいとも思ったけど岸辺露伴感もあって……こういうの好きだ》と好意的な意見が多いようだ。

『TRICK』に続く作品がまだない?

「こういった不気味な連ドラと言えば、大ヒットした『TRICK』(テレビ朝日系)が思い出されますが、その他はほとんどない。

コンプラなどで〝怖すぎる作品〟をプライム帯に放送することを避けていたかもしれませんね。一時期は、地上波でホラー系バラエティー番組を放送することもほとんどなくなっていましたから」同・記者)

しかしここ最近、急激にホラー系バラエティー番組も増加。テレビ界が変わってきているようだ。

「実は、ホラーはリアルタイム視聴と相性がいい。SNSなどでみんなと実況しながら見る人が多いからです。

もし『ハヤブサ消防団』がこのまま成功すれば、プライム帯連ドラで〝本格ホラー〟なんて企画が実現するかも。ドラマ枠が増えまくっているだけに、どこかの局が変わり種として入れ込んでくる可能性もありますよ」(同)

来年の夏は「連ドラホラー」作品が激増するかもしれない。

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