吉永小百合の“聖域”扱いに賛否! 70代後半で「10億円超え」ヒット連発の存在感

吉永小百合 

吉永小百合 (C)まいじつ

この夏、大物女優の吉永小百合が、にわかに話題を集めている。これまでにほとんどなかったバラエティー出演を果たしているためだ。

「9月1日公開の映画『こんにちは、母さん』で主演を務める吉永は、プロモーションとして『ニノさんとあそぼ』(日本テレビ系)、『まつもtoなかい』(フジテレビ系)など、数々のテレビ番組に出演。イメージを保つため、あまり表には出ない昔ながらの女優でしたから、この出演ラッシュは大変珍しいものとなりました」(芸能記者)

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こうした立場から、吉永は各番組でも、60年以上活躍する大御所として手厚い待遇を受けていた。しかし、こうした扱いは、若い世代にとってはあまりピンとこないようなのだ。

「確かに大ベテランの大御所ですが、出演するのは高齢者がターゲットの映画ばかり。もうしばらくヒット作も出せていませんが、務めるのは主演ばかりで、若い世代からすれば〝聖域〟とネガティブなイメージも持たれているようなのです」(芸能ライター)

確かに若い世代からすれば、ヒット作を出せていないのにいつまでも大御所扱い、主演ばかりという扱いには思うところもあるだろう。

しかし、よく見てみると、主演に足りるそれなりの結果は残してきている。

70代後半で安定した成績 唯一無二の吉永小百合

「2015年に公開された二宮和也とのW主演映画『母と暮せば』は、興行収入19.8億円のヒットを記録。18年の『北の桜守』は12.7億円、翌年の『最高の人生の見つけ方』も10.5億円と、いずれもヒットラインの10億円を達成しています。

どの作品も共演者が豪華な顔ぶれというアドバンテージはありますが、座長として結果を残していると言えるでしょう。年を経るごとに飽きられやすい業界において、70代後半でこれだけ安定した数字を出せるのは、吉永以外にいません」(前出・記者)

吉永といえば、今作「こんにちは、母さん」で、意外にも初の祖母役を熱演。しかしこれには、一部メディアのインタビューで、「おばあちゃん」と呼ばれることに抵抗・葛藤があることを語っている。

女性たるもの、いつまでも若々しくいたいのは当然だろう。しかし、若い世代にはこれすらもネガティブに映っているようなのだ。

「この発言に対し、若者と見られる世代からは、『年齢的にどう考えてもおばあちゃん』『現実を受け入れろ』など、辛辣な意見が相次ぎました。ただ、同じ世代にとって吉永はいつまでも憧れのアイドル。彼女が若々しい役を演じ続けるからこそ、元気をもらうことができるわけです」(同)

エイジズムに負けず、生涯現役で末永く活躍してほしい。

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