『VIVANT』ジャミーンが野崎に心を開かないのは何故?「公安」と「テント」が答えのカギに…

阿部寛 

阿部寛(C)まいじつ 

話題沸騰のドラマ『VIVANT』(TBS系)も、いよいよクライマックスが近づいている。しかし作中には、未だ回収されない大きな謎がいくつか残っている。

第1話から登場するバルカ共和国の少女・ジャミーン(ナンディン-エルデネ・ホンゴルズラ)は、当初から人の善悪がわかると言われてきた。

主人公の乃木憂助(堺雅人)にはすぐに懐いたが、公安の野崎守(阿部寛)には未だに心を開いていない。

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8月27日放送の第7話で、ジャミーンの病室を野崎が訪ねた時も彼女は笑顔一つ見せていなかった。ところがその後に乃木がやって来ると、ジャミーンは満面の笑みを浮かべ、両手を大きくあげ、乃木にハグまで求めていた。

9月4日放送の第8話でも、ジャミーンはサプライズで現れた野崎に表情を曇らせている。野崎は「まだダメか」と失笑していたが、乃木への態度と明らかに違うジャミーンの様子に、視聴者は違和感を覚えていた。

ジャミーンにとって野崎は敵?

ジャミーンが本当に〝人の善悪が見分けられる〟のであれば、考えられる可能性としては、彼女が野崎を〝敵〟と認識しているのだろう。

とはいえ乃木の正体は、任務のためなら人殺しも厭わない〝別班〟の一員。どちらかといえば公安である野崎の方がまだ〝善〟のような気もするが、乃木と野崎の違いとは一体何なのだろうか。

「視聴者の中で最も推されている説は、ジャミーンは人の善悪を〝テント側の人間か否か〟で判断しているというもの。いまのところ乃木は別班の人間として描かれていますが、テントのリーダーの息子だから、親近感を抱いているのではないでしょうか。

また、ジャミーンが好意的な柚木薫(二階堂ふみ)やドラム(富栄ドラム)も、何らかの形でテントと関わりを持っているのかもしれません。対して野崎は『テント』の正体を突き止め、テロをやめさせようとしている公安という立場。ジャミーンは公安を〝敵〟とみなして、野崎に懐かない可能性もあるでしょう」(ドラマライター)

現在のストーリーは、誰が敵で、誰が味方かわからない状態。ジャミーンの態度は、何か手がかりになるのだろうか。

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