滝沢秀明氏、元SMAPマネージャーも会見へ!? ジャニーズ事務所から「協力を仰ぎたい」ほぼ名指し指名

井ノ原快彦、東山紀之 

井ノ原快彦、東山紀之  (C)まいじつ 

10月2日に行われたジャニーズ事務所改め、SMILE-UP.社の記者会見が世間を賑わせている。その論点は多岐にわたるが、各メディアは重大なポイントを見落としている。元幹部の飯島三智氏・滝沢秀明氏に、SMILE-UP.側が協力要請の意向を示したことだ。


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会見冒頭、井ノ原快彦は藤島ジュリー景子前社長の手紙を代読した。

そこには《2008年春から新社屋が完成した2018年まで、一度もジャニーズ事務所のオフィスには足を踏み入れておりません》《ジャニーとも2008年頃から2016年までライブ会場ですれ違うことはあっても会話はしておりませんでした》《このような理由でジャニーがいる稽古場とは全く違う場所で働いており、Jr.の皆さんとの接点もなかったので、今回申し出てくださった中で、私がお会いしたことがあるのは9人です。それ以外の多くの方々とはお会いしたことがないのです》など、生前のジャニー氏とほぼ接点がなかったことが綴られていた。

そして、これを踏まえて《ジャニーやJr.と私以上に近い距離で接していらした元役員、元社員、外部スタッフの皆さまには被害者救済のご協力をぜひお願いできたらと思っております》と懇願。被害者救済のため、Jr.の内部事情に明るかった人物は、退社済みでも協力できないかと呼びかけたのだ。

名指しこそしていないが、これが飯島氏・滝沢氏を指していることは、容易に想像がつく。

「飯島氏は2010年頃から退社まで、『SMAP』や『Kis-My-Ft2』らと並行し、ジャニーズJr.のマネジメントも担当していた。ジャニー氏の〝スペオキ〟であった佐藤勝利が所属する『Sexy Zone』や中山優馬も任されるなど、ジャニー氏からの信頼も厚かった。

そしてこの時期は、カウアン・オカモト氏が被害を証言した時期と被るため、飯島氏が何らかの事情を知っていると推測される。性加害を『知らなかった』と明かす櫻井翔・堂本光一らを疑ってかかるなら、まず彼女に聞いた方がいい」(芸能ジャーナリスト)

「協力を仰ぎたい」発言の重さ

会見終盤、東山紀之新社長に対し、「ジャニー氏の右腕として被害と加害の両面を見てきたと思う」と見解を問う質問が飛んだ。この点においては、右腕にして幹部だった滝沢氏には、二重の説明責任があると言える。

「滝沢氏は自他共に認めるジャニーチルドレンで、晩年のジャニー氏は、姪であるジュリー氏を差し置いて次期社長に指名しようとしていた。

滝沢氏もジャニー氏への憧れ・尊敬、ジャニーイズムの継承を公言し、周囲からは〝小さいジャニーさん〟なるあだ名までついた、直系の愛弟子です。葬儀の際には喪主を務め、霊柩車の助手席にまで座っており、全容解明のキーマンと言ってもいい」(同・ジャーナリスト)

滝沢氏はタレント引退後も、Jr.マネジメント会社・ジャニーズアイランドの社長に就任し、翌年にはジャニーズ事務所本体の副社長にも就任。まさしく〝ジャニーやJr.と私以上に近い距離で接していらした元役員〟に他ならない。

そして、会見終了後には、直接的な言葉が飛び出た。東京新聞の望月衣塑子記者は、前副社長・白波瀬傑氏の公の場での説明を求め、東山社長は「説明責任はあると思う」と返答している。

続けて、「うちの事務所に携わってくれた人たち、やはり協力を仰ぎたいなとも思っていますので」と、過去の関係者にも網羅的に調査協力を求めるという、より踏み込んだ意見を発したのだ。

「名指しこそしていないが、この発言は『説明責任』のある白波瀬氏、飯島氏・滝沢氏にも協力を仰ぐという〝宣言〟に他ならないでしょう。これだけの事件を全容解明・再発防止するなら、当然ながら過去の関係者にも証言は求められる。これまで〝辞めたら無関係〟のスタンスでしたが、過去の幹部も聞き取りは避けられない」(同)

今はスルーされているが、これでも引き続きダンマリを決め込むならば、今度こそ飯島氏・滝沢氏への批判は免れないだろう。

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