TBS金曜ドラマがワースト視聴率を更新! 人気漫画原作の実写化で大失敗『フェルマーの料理』に呆れ声

画/彩賀ゆう

画/彩賀ゆう

10月20日に放送がスタートした連続ドラマ『フェルマーの料理』(TBS系)にドラマファンがガッカリしている。

数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年・北田岳(高橋文哉)と、謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊淳)が出会い、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていくドラマ。

海が経営する新進気鋭の超一流レストラン「K」で、世界中から集まった実力あるシェフたちと切磋琢磨し、誰も到達していない〝料理の真理の扉〟を開くべく、【料理×数学】で前人未到の世界に挑む、若きプロフェショナルたちの青春ストーリーだ。

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「数学と料理という風変わりの題材で期待が持てそうでしたが、蓋をあけてみればトンデモ展開が連続の現実離れしたストーリー。料理のみならず食器の温度にまで気をつかって、数学的に解説していくだけならまだギリギリ許容範囲でしたが、ドアノブの温度も調整するとか言い出して限界に。

『月刊少年マガジン』で連載中の漫画が原作なので、所詮は少年向けの漫画…という印象でしかありませんでしたね。展開もチープで、いかにも漫画らしいテンプレの様な悪役が見ていて冷める」(ドラマライター)

崩壊したTBS金曜ドラマのブランド

そもそも同作が放送されているTBS金曜ドラマといえば、ここ数年、比較的良質なドラマを生み出してきて、ドラマファンの間で好評だったのだが…。

「TBSがプライム帯に放送しているドラマは3枠。女性向けの恋愛枠である火曜ドラマ、王道枠である日曜劇場、そして金曜ドラマは〝挑戦枠〟と位置付けられていました。

『Nのために』『リバース』『アンナチュラル』『大恋愛〜僕を忘れる君と』『MIU404』『俺の家の話』『最愛』など、大人向けの重厚なドラマが多かったのに、2023年はすべてハズレです」(同・ライター)

『フェルマーの料理』の初回世帯平均視聴率は5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でこの枠のワーストを記録。今後も苦戦が続くことだろう。

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