ジャングルポケット、日清食品のCMから消滅…今後は不祥事リスク回避によるAIタレントやVtuber出演が急増?

斉藤慎二 (C)まいじつ

1年に2度も〝不倫疑惑〟が報道され、一気にイメージダウンしてしまった『ジャングルポケット』の斉藤慎二。その影響なのか、数年にわたってトリオで出演していたCMから3人とも姿を消してしまったようだ。

渦中にあるのは、『日清食品』の「お椀で食べるシリーズ」のCM。かねてより同CMには、人気バラエティー『有吉の壁』(日本テレビ系)発のキャラクター「ストレッチャーズ」に扮した「ジャングルポケット」が出演しており、〝おわ、おわ~ん♪〟というCMソングに合わせてどこにも効かないエクササイズを披露していた。

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そんなCMが10月20日にリニューアルされたのだが、なぜか「ジャングルポケット」の姿はどこにもない。〝おわ、おわ~ん♪〟というCMソングは据え置きで、3人の代わりにお椀のキャラクターが踊りを披露していた。

「日清食品は『出演者との契約期間終了に伴い、新しい切り口でのコミュニケーションに切り替えました。出演者に関する一連の報道とは関係ございません』とコメントしています。

しかし、どうしても斉藤の不倫報道がチラついてしまうのが事実。今年6月に福岡県で不倫、続けて元グラビアアイドルとの不倫疑惑など、不貞行為にまみれた芸能人をそのまま起用し続けるのは難しいでしょう。斉藤の信頼失墜により、おたけと太田博久は連帯責任という形でCMを降ろされたのかもしれません」(芸能ライター)

AIタレント出演は不祥事のリスク回避?

もともと斉藤といえば、好感度の高い芸人だったが、立て続けに起こった不祥事によって世間の見る目は一気に変わった。このようにどれだけクリーンなイメージを持っている人だとしても、いつ何があるかわからないリスクが付き纏うもの。そのリスクヘッジとして、今後のCM業界は芸能人の起用から〝最先端技術〟にシフトチェンジしていく可能性もありそうだ。

「最近では、飲料メーカー『伊藤園』が『お~いお茶 カテキン緑茶』のCMにAIタレントを起用して話題となりました。CM出演者がAIタレントであれば、企業側もいちいち不祥事に怯えずに済んで安心でしょう。最近アニメをやVTuberを使用したCMが多いのも、実は同じような理由なのかもしれません」(同・ライター)

だが、リスクは少ないとはいえ、AIやアニメを起用したCMが手放しで称賛されているわけではない。「お~いお茶」のAIタレントも結局は〝気持ち悪い〟と不評を買い、『日清のどん兵衛』のテレビCMシリーズが俳優・吉岡里帆からアニメバージョンに変わった際には、《吉岡里帆のどんぎつねさんの方が良かった》《CM実写に戻してくれ》《吉岡里帆を返して》などとブーイングが殺到。

VTuberを起用したCMにも同じことが言えるようで、『ホロライブ』と『カレーメシ』のコラボCMが公開された際には、お茶の間が凍り付いた。

いずれにしても斉藤のCM降板は英断だと思うが…。

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