『パリピ孔明』打ち切りピンチから最終回で大逆転! 低視聴率でも「続編希望」の声が多いワケ

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

向井理の主演ドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ系)最終話となる第10話が、11月29日に放送された。実写ドラマの成功例として讃えられ、大団円を迎えたようだ。

ドラマの原作は『ヤングマガジン』で連載され、累計発行部数160万部を突破する人気コミック。令和の渋谷に転生した中国三国時代の名軍師・諸葛孔明(向井)が、歌手を夢見る月見英子(上白石萌歌)の歌に惚れ込み、彼女をトップアーティストへ導いていく。

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最終話では、英子が出演する大型フェスの一日に密着。英子をよく思っていない前園ケイジ(関口メンディー)の根回しによって、アクシデントに見舞われてしまう。

しかし英子のピンチを救うため、これまで作中に登場したオールスターが大集結。ミア西表(菅原小春)は交通規制にあった英子をバイクで救い出し、英子の隠れファンであるメガネ女子(石野理子)が彼女を会場まで送り届けた。

「最後には前園とKABE太人(宮世琉弥)の見せ場も作られ、最終回はキレイな形で終わりました。2022年放送のTVアニメではKABE太人のラップ回でストーリーが中だるみし、視聴者が離れましたが、ドラマ版は有終の美を飾ったのではないでしょうか」(ドラマライター)

『パリピ孔明』最終回で視聴率がアップ!

視聴者からの反応も上々で、《キャラ勢ぞろい、そして大団円。最高の最終回だった》《中だるみしたアニメ版より良かった》《最後の最後まで予想外の展開でめちゃくちゃ楽しめた》《向井理の代表作になりそう!》と絶賛の声が広がっていた。

「世帯平均視聴率は初回6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、その後は5.3%、5.5%、4.0%と右肩下がりに。第8話で最低の3.6%を記録しましたが、最終話は4.4%と数字を上げています。

表現しやすい題材と、コミカルな向井の演技、流ちょうに中国語を話すディーン・フジオカ、歌唱力のあるヒロイン・上白石の起用が大きかったのでしょう。小道具や背景の作り込みなど、予算をかけている部分も評価されており、製作側の本気度がうかがえるドラマでした」(同・ライター)

来年3月1日より、アニメシリーズの総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』が公開される。映画がヒットすれば、ドラマの続編や映画化が期待できるかもしれない。

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