解散疑惑『L’Arc~en~Ciel』まさかの復活! ライブツアー開催も…「ヤバすぎる不仲」がドキュメンタリーで明らかに

(C)Roman Samborskyi/ Shutterstock

解散のウワサがあったロックバンド『L’Arc~en~Ciel』(ラルク)が来年のアリーナツアーを突如発表し、ファンを驚かせている。

12月7日、ラルクは来年2月から4か所10公演を予定するライブツアーを発表。ツアータイトルに「UNDERGROUND」というコンセプトを掲げ、これまで披露の機会が少なかった楽曲群を掘り起こし、スポットを当てていくという。

「ラルクはここ数年、動く機会が少なくなり、2022年5月に東京ドームで2回のライブを開催して以来、活動が完全停止しました。この理由としてあげられるのが、メンバーの不仲問題です。

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同年末に、ドーム公演の舞台裏を収めたドキュメンタリーが動画配信サービスAmazonプライム・ビデオにて配信されたのですが、メンバー同士がまったくコミュニケーションを取っていないと判明したのです」(芸能ライター)

同じスタジオでリハーサルしているのに、意思疎通はお互いのスタッフを通して行うという徹底ぶり。特に楽器隊はまったく言葉を交わさず、ボーカルのhydeが先導して、やっと少し会話が生まれる程度だった。

個別インタビュー中、hydeは「ぼくが一番大人ですよ」と意味深な一言。記念ライブが終わった直後は、ステージから最短ルートで衣装のまま車に乗り込んで、メンバーと苦労をわかちあうことなく、帰路についた。

「hydeは過去に、ラルクからの脱退を望んでいたことが明らかになっている。そして今現在も、自由にやっているソロや、最近結成した『THE LAST ROCKSTARS』とラルクでは音楽性が違って、ポップで売れ線曲調のラルクを退屈に感じているといいます。

ラルクで動けば一番お金は稼げるのですが、hyde自身『もうお金はいい』『残りの人生は好きなことをやりたい』などとこぼしていることから、ラルクはこのまま活動がなくなる、あるいは、35周年、40周年といった節目だけの活動になるとウワサされていたのです」(同・ライター)

それが突然、なんの記念年でもない2024年に活動がアナウンスされたのだ。

同年代のバンドに相次いで悲劇

「ツアーについてはおそらく、1年以上前から決定していたことなので関係ないでしょう。しかし、どうしても想起してしまうのが、同年代の他バンドの事情。今年は『X JAPAN』と『BUCK-TICK』、『Hi-STANDARD』、そして『The Birthday』のメンバーが他界。50歳も過ぎれば、バンドメンバー全員が健康でいることすら奇跡のようなものです。

『LUNA SEA』もボーカルのRYUICHIが2019年に肺腺癌を患い、2021年にはボーカリストの命でもある声帯にできた静脈瘤(微小血管病変)を除去する手術を行った。そして声を戻すのに時間がかかり、声質も変化しました。

『THE YELLOW MONKEY』も、ボーカルの吉井和哉が2022年1月に喉の不調でツアーを中止。後に喉頭癌であると判明し、バンドの活動が止まってしまった。

ラルクは全員が健康体のようですが、いつ何が起きてもおかしくない。メンバーでの顔合わせも、なにか心境の変化があるのでは」(同)

とはいえ、いつ何が起きてもおかしくないからこそ、hydeは〝自分の好きなこと〟を優先して、ラルク以外のことに時間を使いたかったのだろう。

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