『相棒』今期民放ドラマで好調独走状態! 来年3月まで視聴率10%以上をキープ確実?

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

10月期にはじまった民放ドラマで、テレビ朝日の看板ドラマ『相棒』が、独走状態で年を越しそうだ。他のドラマは12月いっぱいで終了するなか、「相棒」は来年3月まで続く。「相棒」は12月中旬まで世帯平均視聴率11%台をキープ。他のドラマを圧倒している(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。

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「10月期ドラマは駄作が多すぎて、どの局も低調。『相棒』は過去の実績からいっても、3月まで視聴率10%以上は維持しそうです」(テレビ雑誌編集者)

まもなく終了する日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)は9話までの平均が9.6%だ。

「TBS伝統の枠ですから妥当な数字でしょう。ただ8%台を2度記録。高校野球ドラマなのに、裏にプロ野球中継などがあり、アマ野球がプロ野球に食われた感じです」(前出・テレビ雑誌編集者)

『家政婦のミタゾノ6』(テレビ朝日系)は、23時台から21時台に引っ越し、期待が集まった。すでに平均7.3%で新シーズンは終了している。

「『TOKIO』松岡昌宏が主演なのに、初登場の桜田ひよりばかりが出てくるのが不評。構成・演出の失敗がささやかれています」(同)

10月期ドラマは軒並み5~6%の視聴率

木南晴夏主演の『セクシー田中さん』(日本テレビ系)は、地味な女性会社員が社外ではセクシーダンサーとしてバイトしているという設定。2面性がありそれなりに話題だが、途中8話まで視聴率6.1%という微妙な数値だ。

「ストーリーはイケていたのですが、あまり中身に盛り上がりがらず、淡々と見てしまう感じ。視点はいいが、脚本がいまひとつです」(ドラマライター)

広瀬アリス主演の『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)は学歴もない金もない社会人女子が、人生のやり直しを決意。大学に入って勉強、恋愛に奮闘する内容で、9話まで5.0%を記録している。

「〝アオハル〟という言葉からしてセンスがない。それに社会人が大学に行くというのも珍しくもない。そこで恋愛するという展開もミエミエです」(前出・ドラマライター)

橋本環奈の『トクメイ!警視庁特別会計係』(フジテレビ系)は9話まで5.2%だ。

「警視庁を舞台にしたパロディードラマだけど、全然リアルさがなくてフザけ過ぎ。相棒の〝警視庁特命係〟をモジッたのも敗色濃厚の要因では」(同)

冒頭の相棒にしても、こんな評価がある。

「内容がひねり過ぎていて、犯人が見えない、昔はだいたい犯人が想像でき、ストレートに楽しめたのですが…」(同)

相棒が強いのではなく、他のドラマが弱い。

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