松本人志騒動が『かまいたち』山内に飛び火?「警戒するな」「自衛しろ」女性だけに求められるダブルスタンダード

画/彩賀ゆう

画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

『ダウンタウン』松本人志の性加害疑惑によって、芸人や芸能界全体に厳しい目が向けられている。そんな中『かまいたち』山内健司による過去の発言が再炎上している。

山内は2022年4月のバラエティー番組で、「エレベーターに乗るときに待っていた女性が一緒に乗ってこなかったので、『俺のこと警戒してるのか?』と腹が立ち、1回上がってからもう1回戻ってやった。どんな反応するのかなと思って」とのエピソードを話した。

【関連】松本人志は追及せず、ジャニーズは“嘘つき”のレッテル 日本エンタメを揺るがす2つの騒動は何が違うのか? ほか

同時期には滋賀医科大学の医学部生3人が、エレベーター内で女子大学生を性的暴行した事件が発生したこともあり、批判の声が飛び交って炎上した。

その当時、山内のエピソードに「そこまで警戒するな!」と、女性側を責め立てる論調も一部存在した。そして、今回の松本騒動にも「ホテルに行ったのなら同意と取られてもおかしくない」「自衛していないのが悪い」と、同じような論調が散見される。

責められるのはいつも女性

女性側が警戒すれば腹を立てる人がいて、警戒しなければ自衛しろと咎める人もいる。そして自衛・警戒うんぬん関係なく、責め立てられるのはいつも女性側だ。

女性は常に〝ダブルスタンダード〟に晒されている。男性アイドルの熱愛報道でも、女性アイドルの熱愛報道でも、叩かれるのはいつも女性側だ。

「昨今は、ステレオタイプな価値観の改善や反省を求められるスピードが加速している。過去の価値観を現代の価値観に当てて騒動に繋がることも多く、ジャニーズ騒動や今回の松本騒動も同じことが言えるでしょう。かつては小山田圭吾の大炎上もありました」(芸能ライター)

〝正しさ〟は時代によって変化する。