堀江貴文氏、日経平均最高値更新に私見「経営者が世代交代で株主を重視」日本企業のポテンシャルに期待

実業家の堀江貴文氏が2月22日、YouTubeに動画を投稿。日経平均株価が同日、史上最高値を更新したことについて私見を述べた。

これまでの日経平均の最高値はバブル期の1989年につけた3万8915円87銭だったが、同日の終値は3万9098円68銭をつけた。これについて堀江氏は「やっと日本もまともな経営ができる状況になってきた」と口にした。具体的には「株価を見て経営できる人が経営陣になってきた。株主によるガバナンスが利いてきた企業が増えてきた」と分析する。

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これまではいわゆる社内に視線を向け、株価、株主の意向を見ずに経営を進める、いわゆる「サラリーマン社長」が多かったと主張する堀江氏。今回の最高値更新は、古い考え方を持つ経営者が後期高齢者になり、世代交代が進み株主を重視するようになった効果だと指摘した。

「日本経済の未来は明るい」と期待した一方で、堀江氏は「やっとバブルのときに戻った(だけ)」と注文も忘れない。1989年当時は時価総額の世界トップ10を日本企業が多く占めていたが、当時ランクインしていた各社の企業価値はせいぜい20〜30兆円。一方、今や“GAFAM”は100兆円クラスにあると比較する。

世界ではSNS、ネット、スマホで情報が民主化されイノベーションが進み、企業価値の向上に寄与している。「日本も成長分野に投資できれば本来、みんなが理論通りに動けば(日経平均が)10万円にいっても、おかしくないぐらいのポテンシャルを持っている」と期待した。

日本企業の奮起を期待した堀江氏に、コメント欄では「こういう明るい話をしてくれると元気出る」「団塊の世代の企業が統廃合されていくという視点は面白いですね」といった感想が寄せられている。

参考:YouTube公式チャンネル「堀江貴文 ホリエモン」

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