堀江貴文氏、山崎製パン工場の死亡事故に「悲劇はずっと繰り返されます」過去に高井戸工場でアルバイトも

実業家の堀江貴文氏が3月2日、自身のYouTubeチャンネルを更新。先日起きた山崎製パン工場での死亡事故を受けて、製造ライン自動化への投資の重要性を語った。

2月24日、千葉県にある山崎製パン千葉工場で、菓子類を製造中のベルトコンベヤーに60代アルバイトの女性が巻き込まれ死亡する事故が発生した。このニュースについて堀江氏は、大学1年の時に山崎製パン高井戸工場に1日だけアルバイトをしたことがあると告白。当時、金欠のため仕方なく夜の8時から朝の8時まで働き1万円を稼いだそうだが、仕事内容が退屈で「こんなつまんねぇバイトしてられっか。1万円貰えても、もう二度とと行かねえと思って辞めました」と思い出を語った。

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堀江氏はこの事故に対して「61歳になっても働かなきゃいけねぇのか」「年金貰えねえのか」とのネットの意見を目にしたようで、本質がズレていると指摘し「高齢少子化なんだから貰えるわけねーだろ」とバッサリ。続けて「高齢少子化の時代なんで働き手も足りないんで60歳になっても働かなきゃいけないんですよ、これからの時代はね」と語り、この事故が起きた問題の本質は「山崎製パンがやらなきゃいけないことって何かわかりますか?自動化なんですよ、ラインの」と私見を述べた。

今回の事故は、おそらくパンの仕分け中に起きたのではないかと堀江氏は推測。山崎製パンがそんな製造ラインを自動化しない理由について、低賃金で雇えるアルバイトが途切れずに集まってくるのが理由の一つと分析し、製造ラインに自動化の投資をしない消極的な姿勢を問題視した。

堀江氏は「安い値段で雇われている人がいる限り、こういう風な悲劇はずっと繰り返されます」「責任感重くて安月給で働いてる人がいるから山崎製パンはラインに自動化の投資をしないんです」と断言。さらに「ロボットの減価償却費よりも人間の時給の方が安い」「だから人間を雇い続けるんですよ」と熱く語り、今後は働き手も声を挙げ社会全体の意識が変わってくる事を期待し「ロボットに投資してください」と山崎製パンに反省を促した。

動画へのコメントでは、「人手不足といいながら、自動化よりも人の方が安い現状」「緊急停止ボタン押すと怒られるからな・・・・」「機械より人が安いのが問題ですね」と言った声も寄せられている。

参考:YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』

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