堀江貴文氏、小林製薬「紅麹サプリ」など機能性表示食品をバッサリ「はっきり言っておまじないみたいなもの」

実業家の堀江貴文氏が3月29日自身のYouTubeチャンネルで、腎障害を含む健康被害が相次いで発生している、小林製薬の紅麹サプリについて自身の見解を話した。

堀江氏は動画の冒頭で「因果関係は、今のところは完全に解明されているわけではない。まず科学的に検証し、慎重に考える必要がある」とした上で、「最初から犯人扱いするのはいかがなものか」と釘を刺した。

今回小林製薬の紅麹サプリに使用されている麹は、日本酒作りに使われている麹とは全くの別物で、それらの麹はカビ毒を生産しないことが遺伝子レベルで確認されている。

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小林製薬の紅麹サプリはシトリニンを合成する遺伝子がない紅麹菌の株を使用していたが、堀江氏はシトルリンに似た化学物質を生成してしまった可能性や、紅麹菌ではない他の菌が腎障害を引き起こす物質を生成している可能性、はたまた全然違う原因で亡くなられている可能性を指摘した。

堀江氏はそもそも紅麹サプリなどの機能性表示食品に対して「はっきり言っておまじないみたいなもの。効くのか効かないのか微妙だよね」とした上で、しっかりとした薬効を求めるのであれば、大規模な治験をして副作用がどの程度出るのかなど調べ尽くした上でリリースされている処方薬などを使うほうが良いのではないかと語った。

これに対して視聴者からは「科学的に検証が必要な段階なのに、なぜ謝罪会見まで開いたのか」「ニュースが必ずしも正しいわけではない世の中だ」などと、今回の問題に対し懐疑的な意見も出ていた。

参考:YouTubeチャンネル「堀江貴文 ホリエモン」

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