“神々の遊び”『モンスターエンジン』は今なにを?ブレーク後の地味すぎる末路…

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2008年に大ブレークし、2010年からは『ピカルの定理』(フジテレビ系)レギュラーにも抜擢されたお笑いコンビ『モンスターエンジン』。一時は押しも押されもせぬ人気だったが、気付けば見かけなくなったという人が多いのではないだろうか。

彼らを一躍人気者に押し上げたのは、2人が神に扮した「神々の遊び」なるネタ。『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)をはじめとした当時のショートネタブームに上手くハマり、結成わずか1年で『しずる』、『はんにゃ』、狩野英孝、もう中学生らと時同じくして、ブレークした。

その後、当時のフジテレビが社運をかけてプッシュしていた「ピカル」への抜擢で、お笑い通の評価は盤石のものに。次代を担う覇権コンビになるかと思われたが、番組終了とともに潮が引くように消えていった。

しかし西森洋一は2018年にエッセイを出版し、翌年には続編も刊行されることに。全く話題にはなっていないが、続編が出る辺り、そこそこの売れ行きには達したようだ。さらに注目を浴びているのは、自身の金属加工技術。実家が鉄工所で工業高校卒という経歴を活かし、バイクやゴルフクラブなどを加工する様子をYouTubeにアップしている。その手さばきは、熟練の職人も顔負けだ。

『モンスターエンジン』が揃うのは劇場? ファン以外には敷居の高い現状

一方の大林健二は、2018年に顔面神経麻痺を告白。現在は快方に向かっているようで、昨年からはYouTubeで弾き語りやゲーム実況配信を行なっている。プレイするのは『フォートナイト』で、現在も週1回ほどとペースは頻繁。ツイッターも数日に1回は更新しており、相方と揃ってSNSでは活動を目にすることができる。

「SNSでは目にすることができるものの、テレビでの活躍はさっぱりなのが現状です。現在は『ブラックマヨネーズ』のバーターとして『ウラマヨ!』(関西テレビ)準レギュラーを務めていますが、コンビ揃ってのテレビ番組はこれだけ。あとはそれぞれが1本ずつピンのレギュラーを持っているだけで、2人が揃うのは劇場のネタ見せくらいでしょう。ファン以外には遠い存在になってしまっています。2020年の『M-1グランプリ』も、芸歴13年で2回戦敗退という惨憺たる有様。しかし2021年では準々決勝にまでコマを進めているので、2022年はもしかすると、期待ができるかもしれません」(お笑いウオッチャー)

彼らも〝バブル〟で人生を翻弄された被害者かもしれない。

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