アニメ『ハコヅメ』第1話に酷評! 実写ドラマ派からため息「見劣りする」

アニメ『ハコヅメ』第1話に酷評! 実写ドラマ派からため息「見劣りする」

アニメ『ハコヅメ』第1話に酷評! 実写ドラマ派からため息「見劣りする」 (C)PIXTA

人気コミックスを原作としたアニメ『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(TOKYO MXほか)が、1月5日深夜から放送スタート。第1話『アンボックス&サンドバック』では原作を忠実に再現したストーリーが繰り広げられたのだが、ネット上では手厳しい意見も上がっている。

※アニメ『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』最新話の内容に触れています

「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」は、2017年から『モーニング』で連載されている警察コメディー漫画。県警に10年勤務したキャリアをもつ作者・泰三子によって、リアルかつブラックな現場の実態が描かれている。

物語のメインとなるのは、女性警察官の川合麻依と藤聖子。アニメ第1話では新任早々に辞めそうになっていた川合が、“ミス・パーフェクト”の異名を持つ元刑事課のエース・藤と出会い、心変わりする様が面白おかしく描き出された。

流れとしてはおおむね原作漫画の第1話をなぞっており、原作ファンにとっては可もなく不可もなく…というクオリティーだった模様。しかし昨年に日本テレビ系で放送され、大ヒットしたドラマ版「ハコヅメ」と比べ、その出来に不満を感じる人も多かったようだ。

ネット上では、《ドラマ版が脚本もキャストも演技も素晴らしすぎたので、どうしても比べてしまう》《面白いとは思うけどやっぱりドラマ版が面白すぎたなぁ…ドラマしか勝たんわ》《う~ん…もう良いですかね。アニメである必要を感じないかな》《悪くはなかったけどドラマ版が良すぎたからイマイチにみえた》《ドラマ版であそこまでやられちゃうと見劣りが。声の配役とお芝居もう少し考えて欲しかったなあ》といった声が上がっている。

ドラマ版のように大ヒットする可能性は…

昨年7月から9月にかけて放送されたドラマ版「ハコヅメ」は、川合役・永野芽郁、藤役・戸田恵梨香、交番所長役・ムロツヨシという豪華キャスト。全話平均視聴率が10%を超え、各所で絶賛されるほどのヒット作となった。

キャスティングだけでなく、内容としても近年まれに見るクオリティーだ。たとえば序盤の流れにしても、原作で人気が高い50話の“通常点検”のエピソードを挿入するなど、構成をダイナミックに改変。第1話からグッと視聴者の関心をつかむ工夫を行っていた。

それに比べてしまうと、アニメの第1話は原作をそのまま再現している状態。ドラマ版のような工夫を期待していた人々は、肩透かしを食らってしまったのだろう。

とはいえ、原作を忠実に再現したことで酷評されるというのも少々酷な話ではある。声優陣の演技や作画など、アニメならではの見どころも今後出てくると思われるので、評価を下すのは早計かもしれない。

文=Tら

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Khosro / PIXTA