アニメ『ドルフロ』第1話から初見殺し…「何やってるか全然わからん」「ザ・ソシャゲアニメ」

アニメ『ドルフロ』第1話から初見殺し…「何やってるか全然わからん」「ザ・ソシャゲアニメ」

アニメ『ドルフロ』第1話から初見殺し…「何やってるか全然わからん」「ザ・ソシャゲアニメ」 (C)PIXTA

実在の銃器を美少女化したアニメ『ドールズフロントライン』(TOKYO MXほか)の第1話『THE SEED タネ』が、1月7日深夜に放送された。放送前には期待のハードルが高かったようだが、はやくも「分かりにくすぎる」と不評を呼んでいるようだ。

※アニメ『ドールズフロントライン』最新話の内容に触れています

同アニメの原作は、全世界で1800万以上ダウンロードされている人気スマートフォンゲーム。アニメ版では『ピーチボーイリバーサイド』の上田繁が監督を担当し、『R.O.D -READ OR DIE-』の倉田英之がシリーズ構成を務めている。

物語の舞台は、荒廃が進んだ第三次世界大戦後の世界。人間によく似た機械生命体「戦術人形」が、人類に反旗を翻すという筋書きだ。ざっくり説明すると、第1話では大手軍需企業「鉄血工造」が人類の敵であり、民間軍事会社「グリフィン」が正義である…といった設定が開示された。

SFチックな世界観や、武装した女性キャラクターの魅力が盛りだくさんに詰まった第1話。しかし、初見の視聴者たちはその展開についていけなかったようで、SNS上では《初見勢の自分には何が起こっているのかサッパリ分からなかったw キャラの名前も銃の型式番号?みたいなので極めて覚えづらいし、作画もお世辞にも良いとは言えなかった》《1話のほとんどが戦闘シーンで詳細な説明もないからナニコレ状態だった…》《よくわからん世界観とたくさん出てくるキャラ、ザ・ソシャゲアニメって感じだ》《設定が何もわからないし何やってるか全然わからないし発狂してる》といった声が相次いでいる。

複雑すぎる設定が“初見バイバイ”と話題に

とくに視聴者の批判が集中したのは設定関連。同作では銃器をモデルとした美少女がメインキャラクターとなるため、主人公たちの名前も「M4A1」「M16A1」など、銃器の名称となっている。しかし第1話では紹介シーンもなく、いきなり戦闘から始まるため、困惑する人が多かったのだろう。

また、「鉄血」と「グリフィン」の対立を軸とした世界観についても、突然「かつてグリフィンが鉄血掃討任務を行った地」がポンと出てくるので、ゲームをやっていない視聴者には何がなにやら。どちらの勢力にも同じように“戦術人形”が属しているという点も、混乱を加速させていたようだ。

ちなみに、原作ゲームをプレイしているファンからは《ドルフロアニメに関しての意見、そりゃそうだよなとしか言えない。ゲーム中でもほぼ説明ないから感じろとしか》といった声が。置いてきぼり感はゲームでも大して変わらないため、「考えるな! 感じろ!」の精神で楽しめばいいのだろう。

そもそも銃器をもった萌えキャラたちがアクションしていれば、それだけで十分アニメとしては成立するはず。今後どのように評価が変わっていくのか要注目だ。

文=Tら

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Benzoix / PIXTA