『怪獣8号』コメント欄が大荒れ!“刃牙ハウス”化で数百件以上が削除へ…

『怪獣8号』コメント欄が大荒れ!“刃牙ハウス”化で数百件以上が削除へ…

『怪獣8号』5巻(松本直也/集英社)

漫画アプリ『少年ジャンプ+』の看板作品である『怪獣8号』に、ここ最近、賛否両論の嵐が渦巻いている。アプリ内に寄せられるコメントも大荒れしており、これまでにない“一斉削除”に見舞われてしまったようだ。

「怪獣8号」は凶悪な怪獣と、人類を守る防衛隊との戦いを描いた作品。主人公の日比野カフカは32歳にして防衛隊に入るという夢を叶え、激しい戦いへと巻き込まれていく。

コミックスの累計発行部数が550万部を突破するほどの人気だが、通称“エリンギ”と呼ばれる敵・怪獣9号の扱いなどによってアンチが爆増。ネット上では《ここまで酷い漫画になるとは思わなかった。序盤は本当に毎回楽しみにしていたから残念極まりない》《怪獣8号って設定は面白いのに、そこから生まれる駄作のシナリオはどうにかならんかったんかな》《正直に言う。面白くなくなった》などと激しい批判に晒されている。

そして1月7日に配信された第54話で約1カ月の長期休載が発表されると、ついに読者の不満が爆発。コメント欄で批判的な読者と擁護したい読者がそれぞれの意見をぶつけあい、大荒れしてしまった。

ようやく秩序を取り戻したコメント欄

やがてコメント欄の批判意見は削除、もしくは非表示化された模様。ただ、同アプリではコメントの数が連番となっており、削除されてもその数は変わらない。つまり、消えたコメントの数を推定できる仕様となっているのだ。

1月12日の時点では、600件以上もの投稿が削除されることに。その後、応援コメントだけは復活したものの、今でも数百件以上が消えたままになっている。中にはこうした仕様にすらストレスを感じる人もいるようで、《怪獣8号はコメント排除なんかしてるからダメダメなんだ》《叩かれるのイヤなら最初からコメント機能つけるなよ》といった声が。

ちなみにWeb版では「通報」というコマンドが設けられており、誰でも気に入らないコメントをクリック1つで通報できるシステム。その通報回数が一定数を超えると、コメントが非表示になるという。つまりこの騒動は運営によるものではなく、荒らし行為を排除したいファンたちの地道な活動の結果なのかもしれない。

作者がこの状態を知っているかは分からないが、休載期間中は読者の意見に振り回されず、しっかり休養をとってほしいものだ…。

文=野木
写真=まいじつエンタ