『真犯人フラグ』際限ない“新キャラ登場”に失笑「もはやコメディー」

西島秀俊 

西島秀俊 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

俳優の西島秀俊が主演を務める日曜ドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)の第12話が1月16日に放送。平均世帯視聴率が7.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)だったことが分かった。

同ドラマは2019年放送のドラマ『あなたの番です』(同系)の原案を手掛けた秋元康氏が企画・原案を務め、同じスタッフが制作するオリジナルミステリー。妻子失踪がきっかけで、日本中から疑惑の目を向けられた主人公・相良凌介(西島)が真犯人捜しに奮闘する。

第1話視聴率は8.4%とまずまずの滑り出しを見せたものの、2話から4話まで7%台を推移。5話目以降は6%台が続き、9話目で5.9%に下降。10話、11話で再び6%台に回復した。

第12話では、娘・光莉(原菜乃華)が凌介を告発する動画がツイッター上で拡散。さらには林(深水元基)の死が知れわたり、ネットは大荒れ。また、凌介と息子の篤斗(小林優仁)のDNA鑑定結果から、2人に血縁関係がないことが発覚するという怒濤の展開だった。

予想外の展開に、視聴者からは

《息子は凌介の子どもじゃなかったのか! DNA鑑定してよかったんだろうか…》
《あっちゃん息子じゃないの? でも回想シーンでめっちゃ仲良かったよね》
《このDNA鑑定結果は本物なの? 菱田が差し替えたとかないかな?》
《あっちゃんが凌介にここまで懐いてたのって何でなんだろう?》

など、驚きの声があがっている。

『真犯人フラグ』2クール目でも伏線回収されず…

一方で、毎週繰り返される冗長な内容や、次から次へと新キャラクターが登場する安易なストーリー展開に呆れる声も相次いでいる。実際、ネット上では

《毎週見てもなんにも解決されず、登場人物も増える一方。DNA鑑定だってご近所さんがいまだに合い鍵を持ってるんだから、いくらでもすり替え改ざん可能だよね?》
《このドラマはサスペンスとかミステリー要素がまったくない。ただ何も考えないで見ている方が正解なんじゃないの?》
《もはや伏線がきっちり回収できるか不安でしかない。正直、くじけそうです》
《相変わらずのやりすぎワールド。とことん凌介を窮地に追い込むのか。犯人扱いは一話から全然変わっていないしね》
《最後に新しいキャラクター登場させて、その人が犯人ですっていうのも十分アリになってきたな。もはや単なるサスペンス風コメディーだね》

など、依然として厳しい声が相次いでいる。

「さすがに12話になって、いまだいくつもの伏線が回収されないなど、あまりにも雑過ぎるストーリーに視聴者離れが加速しています。今後は5%を切る可能性も大いにあり得るでしょう。正直、誰が犯人になっても一切おかしくなく、もし今後登場するニューキャラクターが犯人なんてことになったら、今まで見てきた人の〝謎解き〟は一切意味が無いことになります。もはや最終回後、ネット上が大荒れする様しか想像できませんね」(テレビ誌ライター)

前作の「あなたの番です」では事件の解決編となる第2部から視聴率が上向き、最終回では19.4%という高視聴率を記録した。局内には同じ展開を期待する声が広がっているが、果たしてどうなるか。今後の展開に注目したい。

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