アニメ『ドルフロ』第2話で“男がいない世界”実現! 百合オタ歓喜の一方で…

アニメ『ドルフロ』第2話で“男がいない世界”実現! 百合オタ歓喜の一方で…

アニメ『ドルフロ』第2話で“男がいない世界”実現! 百合オタ歓喜の一方で…(C)PIXTA

人気ソーシャルゲームが原作のアニメ『ドールズフロントライン』(TOKYO MXほか)の第2話『WAKE UP 目覚め』が、1月14日深夜に放送された。主人公となる指揮官・ジャンシアーヌが登場し、男性キャラクターのいない“楽園”が完成したことで、一部のオタクたちが歓喜しているようだ。

※アニメ『ドールズフロントライン』最新話の内容に触れています

軍事学校を卒業したばかりの新人でありながら、民間軍事会社「グリフィン」の前線司令部に配属されたジャンシアーヌ。彼女は機械生命体「戦術人形」を指揮するという新しい形の戦争への適応力を認められ、指揮官に抜擢されたのだった。

配属から1時間、ジャンシアーヌは早々に「敵偵察部隊の掃討」という任務を言い渡されることに。秘書官であるカリーナとともに、任務に当たる「戦術人形」との面談を行う。そしてMP5やFN49などの性能と性格を把握すると、それに合わせた作戦を立案し、彼女たちを戦場へと送り込む──。

今回、主人公にあたる指揮官が女性だと判明。「戦術人形」も女性ばかりなので、余計なノイズの存在しない世界観が構築された。これによって、百合好きのアニメファンからは《アニメドルフロ、指揮官が女性なのはポイントアップですね》《いまのところ男が全くいないの高評価ですよ》《このアニメでも男殺しウイルスが流行してたんか?ってくらい男いないね。素晴らしい》《男だったら全く話入ってこなかっただろうし、そろそろお別れを考える時期に入っていたとも思うので、本当に指揮官女子でよかったな…って感じ》と称賛の声が相次いでいる。

肝心の内容はボロボロ? 不評の原因は…

とはいえ、第2話で盛り上がっていたのは、百合オタクくらいかもしれない。それ以外の視聴者からは、《さてはドルフロのアニメつまらないな?》《戦闘シーンが微妙な気がする》《低予算すぎる…》といった酷評が巻き起こっていた。

アニメはまだ始まったばかりだが、作画のクオリティーは高いとは言えない。ソシャゲアニメはキャラクターの魅力が一番の武器になるはずだが、絶妙に“萌えない”見た目になってしまっている。

また、銃器をモチーフとしているものの、肝心の戦闘シーンはかなり迫力に欠けていた。作画クオリティーだけならまだしも、演出もうまく嚙み合っていないため、二重に不安を抱かざるを得ない。

さらに言えば、ストーリーとしてスタートダッシュに出遅れた感があるところも不安が大きい。主人公となるであろうM4A1がまだ登場しておらず、世界観の紹介や“タメ”のような描写が続いている状態だ。

多くのアニメが溢れる現代で、どれだけの視聴者がこの先まで見守ってくれるのか。百合オタク以外が全員脱落、なんてことにならなければよいのだが…。

文=Tら

【画像】

Khosro / PIXTA