『To LOVEる -とらぶる-』といえば、『週刊少年ジャンプ』の歴史において燦然と輝くお色気ラブコメの星。完結後も多くのファンを惹きつけてやまない名作だが、つい先日、作者・矢吹健太朗がツイッター上で“続編”を匂わせるような言葉を放っていた。
同作は、恋に奥手な男子高校生・結城梨斗(リト)と、宇宙人であるララ・サタリン・デビルークの出会いから始まるストーリー。リトを囲む女性たちは全て麗しの容姿というハーレム状態で、少年誌ギリギリのお色気描写が繰り広げられていた。
今年1月、矢吹はツイッター上で、そんな同作に登場する結城美柑のイラストを投稿。美柑はリトの実妹でありながら、小学生とは思えないプロポーションや大人びた性格によって支持されている人気キャラだ。
久々のToLOVEるイラストは結城美柑!
最初は単に「妹もいた方が面白いかな?」くらいだったのですが、どんどん強力なキャラに育ちました。他のヒロインたちに絡めやすい立ち位置なので もし新シリーズが実現するならメイン候補? pic.twitter.com/rIyM1boits
— 矢吹健太朗 Info (@yabuki_info) January 9, 2022
さらにこのツイートには、《もし新シリーズが実現するならメイン候補?》と次回作を匂わせるようなコメントも。思わぬ情報にファンたちのボルテージは最高潮に達したようで、《結城美柑のメイン起用は激アツ案件ですよ》《新シリーズ来たら泣いて喜ぶ》《美柑が主人公の漫画なら5冊ずつ買う》《美柑たんメインヒロインのスピンオフ… 至上至福の作品になるのは確定的!!》と興奮の声が相次いでいる。
「美柑スピンオフ」の構想は以前にも
なお、矢吹が「To LOVEる -とらぶる-」シリーズの次回作について匂わせたのは、今回が初めてではない。しかもその際にも、やはり“美柑が主役”という構想を明かしていた。
その発言があったのは、2017年に出版された『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』のコミックス18巻。あとがきにおいて、美柑を主役にした「魔法少女もの」の構想を語っていたのだ。
しかし実際には「ダークネス」終了後、美柑を主役とした作品が描かれることはなかった。また、美柑を髣髴とさせるようなヒロインも登場していない。とはいえ今回の発言をみるに、やはり矢吹の中では作品の構想が何年もかけて練られているのかもしれない。
現在は「ジャンプ」で『あやかしトライアングル』を連載中だが、こちらはアニメ化も決定済み。もしファンの悲願が実現するとしても、まだまだ先の話になりそうだ。
文=野木
【画像】
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