『ONE PIECE』ルフィの新技に伏線? 伝説の「ロック鳥」と「ゴムゴムの実」の関係

『ONE PIECE』ルフィの新技に伏線? 伝説の「ロック鳥」と「ゴムゴムの実」の関係

『ONE PIECE』101巻(尾田栄一郎/集英社)

漫画『ONE PIECE』といえば、作者・尾田栄一郎の仕掛ける巧妙な伏線が大きな見どころ。ここ最近の展開ではさらにその世界観が広がりつつあり、考察が盛り上がっている。そんな中、ルフィの能力についても衝撃的な説が浮上してしまったようだ。

※『ワンピース』最新話までの内容に触れています

発端となったのは、『週刊少年ジャンプ』5・6合併号に掲載された第1036話『武士道と云うは死ぬことと見つけたり』。そこでルフィは「怪鳥銃(ロックガン)」という新技を放っていた。

また第1037話『酒龍八卦』では、「怪鳥銃乱打(ロックガトリング)」という新技を披露。振り返ってみれば、カイドウ戦の冒頭でも「業火拳銃(レッドロック)」なる技を放っており、このところ“ロック”と名の付く技が頻発している。

さらに気になるのは、第1037話でルフィが技を放った直後、「象主(ズニーシャ)」がワノ国近辺に出現したことだ。こうした描写により、ルフィの技の元ネタが伝説の鳥「ロック鳥」ではないかと囁かれるようになった。

「ロック鳥」とは、中東やインド洋などの地域に伝わる伝説の動物。あまりに巨大であり、連れ去ってきた象をヒナに食べさせるというエピソードもあるという。それを踏まえると、ルフィが「ロックガトリング」を放った後、「象主」が登場するのはいかにも意味深だ。

ルフィの能力は「ゴムゴムの実」ではない!?

しかも「ロック鳥」は別名「ルフ」とも呼ばれており、ルフィの名前と酷似している。鳥がいつの時代も“自由”の象徴である…ということからも、ルフィとのつながりを連想せざるを得ない。

なお、同じく第1037話では「象主」の出現に合わせて五老星が謎めいた情報を明かしていた。今の「ワノ国」には、世界政府も恐れるという伝説の「悪魔の実」があるというのだ。その「悪魔の実」を歴史から消すため、世界政府は別の名前を与えたという。

奇しくも第1017話『号令』では、もともと「ゴムゴムの実」が特別な存在だったことが明かされたばかり。シャンクスの手元に渡る前、「ゴムゴムの実」は世界政府によって護送されていたという。こうした描写から、五老星が話していた伝説の「悪魔の実」を連想するのは不自然ではないだろう。

「ゴムゴムの実」こそが伝説の存在だとすれば、別の名前が秘められていることになる。もしかすると、それは「ロック鳥」に関わる名前なのかもしれない。

読者の間では、「トリトリの実」“幻獣種”モデル「ロック鳥」といった可能性も考慮されているようだが、果たして本当の正体は何なのか。すべての謎が明らかになる日が待ち遠しい。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ