ジャンプ読切『我は竜神』は大問題作!?「性癖のハッピーセット」「作者マジでやべえよ」

ジャンプ読切『我は竜神』は大問題作!?「性癖のハッピーセット」「作者マジでやべえよ」

ジャンプ読切『我は竜神』は大問題作!?「性癖のハッピーセット」「作者マジでやべえよ」 (C)PIXTA

1月24日発売の『週刊少年ジャンプ』8号に、谷崎修平のファンタジー読切『我は竜神』が掲載された。そこで登場した“癖の強すぎる女性キャラ”に、読者の視線が釘付けになっているようだ。

「我は竜神」の舞台は、「竜神」と呼ばれる獣人が栄えた世界。非力な人間はすでに滅びかけているが、主人公の少年・ゴアディは竜神・フーガウロに守られながら、武者修行の旅を続けていた。内容としては、悪を相手に正義を貫くという王道のストーリーとなっている。

そんな中、とくに読者の注目を集めたのは、ゴアディの“母”的な存在であるフーガウロの造形だ。まず右腕や両脚は竜のような甲殻に覆われ、レオタードのようなコスチューム。太ももは筋肉質かつムチムチで、人間の胴体ほどの大きさだった。

また見た目だけでなく、ゴアディに対して過保護に接し、時にはヤンデレな一面を覗かせるところもインパクト大。いわゆる「おねショタ」ジャンルに当てはまる設定だろう。まさしく、さまざまな性癖をてんこ盛りにしたキャラクター造形となっている。

クセのすごい作者は将来有望?

作者のセンスが“ストライク”だった読者も多いようで、ネット上では《今週のジャンプは性癖のハッピーセットみたいな読み切りが載ってるからオススメ》《褐色巨女竜娘にヤンデレ過保護母親属性まで加えたフー様が素晴らしいです》《下手したら性癖歪む。私も歪みかけてる。作者マジでやべえよヘキが》《褐色逆関節ムチムチヤンデレドラゴンママはちょっと盛り過ぎでは…? いや、これで正しいのだ》とベタ褒めする声が上がっている。

同作の作者・谷崎修平は、2016年に『ジャンプGIGA』で『改獣の武器職人』を連載していた作家。この頃から世界観の作り方や、衣装・武器などの作画にこだわっていたようだが、人体の描き方には目立った特徴はなかった。その後、自身の性癖に正直になったのか、約6年の時を経て大きな進化を遂げたようだ。

なお近年の「ジャンプ」では、自身の性癖をさらけ出す漫画家がヒットを飛ばしていることがよく知られている。欠損フェチ疑惑をかけられている『鬼滅の刃』の吾峠呼世晴、ドMを公言する『チェンソーマン』の藤本タツキ、筋金入りの「ケモナー」と目されている『僕のヒーローアカデミア』の堀越耕平など、名前を挙げればキリがないほど。

読切1本だけで多くの読者を刺激した谷崎も、次代を担う漫画家として頭角を現しつつあると言えるだろう。彼の次回作には、さらなる注目が集まりそうだ。

文=野木

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Benzoix / PIXTA