名作漫画『惑星のさみだれ』12年越しアニメ化も…“平成ノリ”に不安の声「今さらすぎる」

名作漫画『惑星のさみだれ』12年越しアニメ化も…“平成ノリ”に不安の声「今さらすぎる」

名作漫画『惑星のさみだれ』12年越しアニメ化も…“平成ノリ”に不安の声「今さらすぎる」 (C)PIXTA

知る人ぞ知る少年漫画の傑作『惑星のさみだれ』が、今夏アニメ化されることが明らかとなった。連載完結から約12年越しの朗報となったが、中には手放しで喜べないというファンもいるようだ。

「惑星のさみだれ」は、2005年から2010年にかけて『ヤングキングアワーズ』で連載されていた作品。主人公・雨宮夕日は平凡な大学生だったが、ある日、突然現れたトカゲに「地球の危機を救ってくれ」と頼まれることに。そこで近所に住む少女・さみだれと出会い、壮大な物語へと話が膨らんでいく。

王道のストーリーに、少年心をくすぐるような設定、そして心をつかむセリフ回しなど、どれをとっても魅力的。今なお多くの漫画好きに愛されている名作だ。

1月24日、そんな同作のアニメ化情報がさまざまなメディアで解禁されることに。作者の水上悟志もアニメ版の構成に関わっているらしく、「原作の最後までやります」とコメントしている。

往年の名作がついに脚光を浴びるということで、ファンたちは《アニメ化本当に嬉しい。今年も生きる理由ができた》《ずっと待ってたんだよ…あの頃の俺がよ…》《アニメ化が嬉しすぎてふいに目頭が熱くなる》と歓喜しているようだ。

アニメ化が遅すぎた? 不安を隠せないファン

大きな盛り上がりを見せる「惑星のさみだれ」アニメ化だが、原作がヒットしたのは今から10年以上前のこと。その空気感や設定が時代にそぐわないのではないか…と懸念してしまうファンもいるようだ。

SNS上では、《もうノリが古いな…と感じそうな自分がイヤだわ》《10年くらい前はすごく好きだったけどなぜ今》《マジかよ草 今さらすぎる》《ノリが完全に10年前だけど、今見たらどう見えるんだろうか》といった声が上がっている。

昨今のアニメ業界ではリメイクブームや過去の名作を掘り起こす風潮があるが、原作の出来にかかわらず不発に終わる作品は少なくない。「惑星のさみだれ」は“名作なのにアニメ化されない”という美しい思い出の中にあったため、万が一にも失敗してしまうところを見たくないというファンも多いのだろう。

とはいえ、時代は廻るもの。最近の漫画とは違うノリだったとしても、それこそが思春期の新規ファンを開拓する起爆剤になるかもしれない。

12年越しのアニメ化は吉と出るか凶と出るか。続報に期待したい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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