2月9日に発売された『週刊少年マガジン』11号に、漫画『東京卍リベンジャーズ』の第241話『A forced smile』が掲載された。最新話では“マイキー”こと佐野万次郎が闇堕ちした理由が明かされたが、その子どもじみた描写に読者からツッコミが殺到している。
※『東京卍リベンジャーズ』最新話までの内容に触れています
マイキー、場地圭介、春千夜の3人と、幼馴染みだったという瓦城千咒。彼女は3人が変わってしまった原因が自分にあると言い、過去に起こった出来事を振り返っていく。
千咒は幼少期、マイキーが大事にしていたプラモデルを壊してしまった。それがマイキーに見つかったが、千咒は咄嗟に春千夜のせいにする。するとマイキーは場地の静止を振り切り、怒り狂って春千夜の口を引き裂いたというのだ──。
マイキーの“闇”が露わになった今回のエピソードだが、読者はたかがプラモデルで闇堕ちする展開にドン引き。ネット上では《ただのサイコ野郎になっててつらい》《マイキーがサイコパスにしか見えなくなってきた》《マイキーが一気に嫌いになるエピソードだった》《ちょっとマイキー嫌いになりそうで怖い》《ダメだ、マイキーが嫌いになりそう》と不評の声が殺到している。
かつては作中トップの人気キャラクターだったが…
「東京卍リベンジャーズ」の作品を代表するキャラクターとして、人気を集めていたマイキー。しかしここ最近はとんでも展開の被害者になることが多く、失望する読者が相次いでしまっている。
たとえば、最近では第233話『Better late than never』の展開が賛否両論を招くことに。マイキーを救うためにタイムリープしたタケミチの思いを踏みにじるかのように、一方的に殴るシーンが描かれ、反感を買ってしまった。さらに今回、あまりにも共感しがたい闇堕ちシーンが描かれたことで、さらにイメージダウンに拍車が掛かっているようだ。
ただ、読者の間では、マイキーがプラモデルでキレた理由を考察する人も。マイキーは独占欲が強く、怒りのきっかけが一貫していた。原作6巻で自分の原チャリをイジる不良に対して、「オレの愛車に」と怒ったことから始まり、とにかく「オレの~」が関わると歯止めがきかない人物だと思われる。
つまりただの幼稚な振る舞いではなく、一貫したキャラクター設定にもとづいた描写の可能性も。千咒が幼馴染みだったという後付け設定はさておき、作者もマイキーのイメージを損なうつもりはなかったのかもしれない。
文=城門まもる
写真=まいじつエンタ