アニメ『進撃の巨人』83話コニーの生死を賭したギャグシーンに爆笑「原作よりひどい顔」

アニメ『進撃の巨人』83話コニーの生死を賭したギャグシーンに爆笑「原作よりひどい顔」

『進撃の巨人』34巻(諫山創/講談社)

大人気アニメ『進撃の巨人 The Final Season Part 2』(NHK)の最新話となる第83話『矜持』が、2月27日深夜に放送された。コニーが不自然きわまりない笑顔を見せるシーンがあり、ネット上でさまざまな反響を巻き起こしている。

※アニメ『進撃の巨人』最新話の内容に触れています

調査兵団の仲間と離れ、ファルコをラカゴ村へと連れて行くコニー。彼の目的は、「無垢の巨人」になってしまった母にファルコを食べさせることだった。そうすれば「顎の巨人」の力が継承され、母が人格を取り戻せると考えたのだ。ファルコはそんなコニーの思惑を知らず、彼を信じて付き従う。

母の人格を取り戻すため、ファルコを眼前まで連れてきたコニー。しかし、ファルコを傷つければ「顎の巨人」に変身してしまうため、とある“嘘”を吐いて協力させようとする。

コニーの作戦は、ファルコに母親の“歯磨き”を手伝わせるというもの。彼は警戒させないよう満面の笑みを浮かべながら、「巨人の歯磨きを手伝ってほしいんだ」と言ってモップを手渡すのだった。

作戦自体がそもそもシュールだが、さらにコニーは罪悪感からか、笑顔がひきつってしまい別人のような形相となっていた。生死を賭したギャグシーンに、視聴者からは《コニーが嘘つくとこんなぎこちない感じになるのかwww》《コニー嘘つくの下手すぎる爆笑》《原作よりひどい顔しててホント好き》《だめだ、コニーが嘘ついてる時のあの笑顔たまらん、めっちゃ面白い》といった反響が巻き起こっている。

コニーの嘘は「善良さ」の現れ?

また、このシーンからコニーの根っこにある「善良さ」を見出す視聴者も。いくら母親のためとはいえ、コニーが他人を犠牲にすることに耐えがたいストレスを感じていたことは間違いない。それがギャグアニメのような表情を生んだのだろう。

そもそも母親にファルコを食べさせるだけなら、縛り上げて連れてくるなど、手段はいろいろと考えられたはず。そうした手荒な手段を取らず、なんとか絞り出した案が今回の嘘だったと考えれば、コニーの境遇に同情心すら湧いてしまう。

ネット上でも、《嘘が下手すぎるコニー、ええ子や…》《コニーは本当に気持ちに嘘がつけない真っ直ぐなやつなんだよなあ。今回のエピソードにそれが詰まっている》《コニーがほんとはいい奴なの分かる》とコニーのことを想う声が上がっている。

なおコニーの計画は、後を追いかけてきたアルミンとガビによって止められてしまった。しかしファルコが犠牲にならず、1番ホッとしたのは当のコニー本人なのかもしれない。

文=Tら
写真=まいじつエンタ