2月28日発売の『週刊少年ジャンプ』13号に、人気漫画『僕のヒーローアカデミア』の第345話『DIVISION』が掲載された。ヴィランとの正面衝突が始まる中、爆豪勝己ファンをどよめかせる事態が発生したようだ。
※『ヒロアカ』最新話の内容に触れています
物間寧人がコピーした個性「ワープゲート」により、ヒーロー陣営はヴィランのメンバーを分断することに成功。戦いの要である緑谷出久は、ワープ先の「雄英高校」で爆豪やベストジーニストと共闘して死柄木弔と戦う予定だった。
しかし、ワープ直前にトガヒミコが出久を捕らえたことで、予定外の事態に。出久はトガと一緒に、麗日お茶子たちがいる戦場へと移動してしまう。ワープゲートは閉じ、戦況を立て直すこともできないまま、戦いの火蓋が切って落とされることに…。
出久の戦線離脱で、死柄木vsベストジーニスト・爆豪の構図が完成。しかし死柄木の全力は未知数であり、1対3でも勝てるかどうか分からない相手だ。
圧倒的に不利な状況に、読者たちも《爆豪覚醒でいいところみたいけど、それでも死柄木弔は荷が重いのでは…?》《爆豪勝己が死柄木んとこか…いやもうなんか色々こわい、先がこわい》《爆豪のところは絶対負けだな》と不安に駆られているようだ。
死柄木戦は“最大の見せ場”となるか
ヴィランとの戦いが最終局面を迎える中、爆豪には特別注目が集まっていた。というのも、作者の堀越耕平は昨年12月19日の『ジャンプフェスタ2022』で、物語があと1年ほどで終わることを宣言しており、さらに「カツキには今後、最大の見せ場があります」と公表していたのだ。
彼の見せ場が、この最終決戦で描かれることは確実だろう。しかも死柄木という敵勢力トップの相手が目の前にいる状況で、ライバルの出久は不在。大活躍するにはこれ以上ないシチュエーションだ。
とはいえ、「最大の見せ場」ということで死亡フラグを懸念するファンも少なくない。確かに命を賭けて残りのヒーローに希望を託す…といった展開があれば、ストーリーは大いに盛り上がるだろう。
だが、爆豪は第285話『爆豪勝己:ライジング』で、死柄木の攻撃から出久をかばって死んだかのようなラストが描かれていた。さすがに再び死をほのめかすような展開にはならないかもしれない。
ちなみに堀越は爆豪の見せ場について、「カツキ好きな人も嫌いな人も楽しみにしてて下さい」ともコメントしている。たしかに序盤の“いじめ”でいまだに彼を嫌っている読者も多いが、どのような展開が待っているのだろうか…。
文=野木
写真=まいじつエンタ