大人気クイズ番組が打ち切りに!? フジテレビの愚策に悲鳴「センスない」

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一部ネット上で、カルト的人気を博しているクイズ番組『クイズ! 脳ベルSHOW』(BSフジ・フジテレビ系)が、3月いっぱいで地上波放送を終了すると発表された。

同番組はBSフジで月~金曜午後10時に放送されている帯クイズ番組で、地上波では月~金曜の午前4時に遅れて放送。スタートは2018年4月で、司会は『ますだおかだ』の岡田圭右が務めている。

同番組最大の魅力は、そこかしこから漂う〝加齢臭〟。明確に高齢者をターゲットにした作りが〝ツッコみながら楽しめる〟〝老人タレント生存確認番組〟として、一部ネットユーザーからカルト的人気を博していた。

「まずもって〝脳を鍛える〟というクイズ方針が、ボケを防止したい高齢層のニーズ。出題も懐かし芸能人の名前並び替えや昭和歌謡に関するものが多く、高齢層が『懐かしい』とノスタルジーに浸れるものです。解答ゲストも、1970年代~90年代に少し売れるも、最近は活動しているか不明な懐かしタレント、昭和の俳優や一発屋ばかり。解答スタイルも昭和のクイズ番組のようなシンプルさで、まるでタイムスリップしたような異質な雰囲気でした」(バラエティー評論家)

高齢者向け番組はBSに?

しかし、こうした若い層からするとツッコミどころ満載な作りは、逆にネット上で大人気。掲示板・SNSには根強いファンが存在し、今回の一報に対しても

《は? は? は?》
《これこそ理想の長寿番組なのに》
《生きとったんかワレ!を実感できる貴重な番組》
《わざわざBSで22時台に見るほどのもんじゃないんだよ 地上波の28時台だからこそおもしろい フジはセンスがない》
《フジ自らバラエティ復活の唯一の光を捨てちゃったな》
《再放送も楽しみにしてたんだけどなぁ これからはBSの方で保存回はしっかり録っておかないと》

など、落胆が広がっている。

「今回の終了は、あくまで地上波の再放送。BS版は変わらず続きますが、ファンは『早朝・深夜のテンションで見るからこそ面白い』と落胆しています。最近のテレビ各局は若い視聴者を取り込もうと必死なので、『噂の!東京マガジン』(BS-TBS)然り『高齢者向け番組はBSで』という流れなのでしょう。しかしフジの発表によると、4月から代わりに放送されるのは通販番組。こちらも見るのは高齢者だけだと思うのですが…」(民放関係者)

フジテレビは迷走するばかりだ。

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