マツコが“毎週見ている”テレビ番組は? 地上波テレビに足りないものを指摘

マツコ・デラックス 

マツコ・デラックス 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

凋落が叫ばれて久しく、斜陽産業の一途を辿るテレビ界。その改革案をマツコ・デラックスが提案し、ネット上で反響を呼んでいる。

マツコは3月14日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)にレギュラー出演。この日の番組では、BS民放5局が垣根を越え、『TOKIO』と各局の人気番組をコラボさせた特別企画に触れた記事が紹介された。

これに関連し、現在のテレビ界ではBSがアツく、有能なテレビマンが異動している他、視聴者層が高齢で貯蓄を持つため、CM効果も期待できるといったデータを紹介。番組内容も地上波に比べて自由だと紹介されたが、マツコは「BSがそんなに自由だとは思ってないよ。一緒だと思うよ。多少は地上波よりあると思うけど」と持論を述べる。

一方、「それより何か、緩さが好きかな。あと、コアなことができるじゃない?」とBSの良さを口にし、「自分の歴代の愛車とその時の人生を語るみたいなトーク番組で、あれも毎週見てるんだけど」と『おぎやはぎの愛車遍歴』(BS日テレ)を毎週観ていると告白。

また、「地上波でやっちゃっていいと思うんだよね。どうせコア狙ってなくたって、誰も観ない番組しか作れていないんだから。だったらコアを狙って、そこをガッツリ取った方がいいんじゃねえかって」「今さ、万人受けを狙って、誰も見てない番組をいっぱい作ってるんだからさ。だったら一緒だなと思う」など、地上波でもBSのようなマニア向け番組を作ってはどうかと提案したのだった。

地上波に足りないものはコアでゆるい番組?

これに対し、ネット上には

《気がつけば、自分も、欠かさず見ている番組は、地上波よりもBSの方が多くなり、どれもピンポイントな趣味の番組だ》
《おっしゃる通り。誰も見ないマス向けの番組より、ニッチな番組の方が数字取れると思う》
《YouTubeなどに視聴者が流れているのと根幹は一緒ですね》
《球辞苑なんて、BSの典型とも言えるコアな番組。『グリップ』で1時間とか、正気かと思ったわ》
《うちの家族も世界の猫を紹介している番組をよく観ている》

といった意見が。世間もマツコの意見に共感するほど、〝コアな番組〟を求めているようだ。

「先日、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のドッキリから生まれた番組『すてきに帯らいふ』(同系)が多くの話題を呼びました。ドッキリとの連動なので例外とはいえ、これはマツコの言う『コア番組』の最たる例に近い。不定期放送の『寺門ジモンの取材拒否の店』(フジテレビ系)などもカルト的な人気を博していますし、若者向けシフト等の改革が進むテレビ界にとって、〝コア〟へのシフトは1つの方策かもしれませんね」(業界事情通)

テレビ黄金世代としては地上波の復活に期待したいところだが、果たして…。

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