『PS5』を差し置いて、据え置きゲーム機の頂点に君臨する『ニンテンドースイッチ』。3月22日に行われたアップデートにて、さらなる“神機能”が追加された。これまで任天堂に文句を付けてきた人々も、この改変は認めざるを得ないようだ。
ついに実装された「グループ機能」
今回「ニンテンドースイッチ」に実施されたアップデートの内容は2つ。「Bluetoothオーディオ」の動作変更と、「グループ機能」の追加だ。とくに「グループ機能」は長年熱望されてきた仕様だったため、ユーザーから大歓迎されている。
これまで「ニンテンドースイッチ」にはフォルダ機能がなく、ダウンロードしたソフトをまとめることができなかった。つまりソフトが増えれば増えるほど、ソフトを探すのが一苦労だったのだ。
今回追加された「グループ機能」は、ジャンルやメーカー別などに「グループ」を作成し、ソフトを登録できる仕組み。1つにつき最大200個までソフトを登録できるようになっており、「グループ」は最大100個まで作成できるという。
便利な機能の追加に、ユーザーたちは《フォルダ機能だけで神アプデ》《もう来ないかと思ってたよ!》《ポケモンだけで結構あったのでありがたい》《地味に嬉しい》と沸き立っている。
某有名ゲームデザイナーもご満悦?
そんな中、『バイオハザード2』や『大神』などを手掛けたゲームデザイナー・神谷英樹氏の反応に注目が集まることに。神谷氏はもともと、フォルダ機能のない「ニンテンドースイッチ」を痛烈に批判していたことで知られる。
2020年11月のツイートでは、言葉をぼかしながら「ポンコツ」呼ばわりするほどの怒りを表明。《スイッチ売りっぱなしで寿司食ってて遊んだことねえから知らねえんだろうけど》と開発陣を揶揄しつつ、ゲームプレイに不便であることを訴えていた。
そのため今回のアップデートは朗報だったらしく、3月22日のツイートでは《なるほど…まぁ悪くない…》と満足げな様子。《俺はこれをホームに表示させたいんだが》と、まだ少し不満があることを覗かせていたが、とりあえずは及第点のようだ。
ちなみに『PS4』には、すでにホーム画面上のフォルダ機能が存在する。そのため、一部の「PS4」ユーザーからは、《Switchのフォルダ、全然革命的なアプデじゃなかったわ》《フォルダ作れるようになったけどさー思ってたのと違う!! PS4みたいなのを想像してたのよ》といった声も。
誰もが認める改良ではあるが、実は「PS」はさらにその先を歩んでいるのかもしれない。
文=「まいじつエンタ」編集部
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